齋藤孝『齋藤孝の教え力 相手を伸ばす!』宝島社
相手を上達させるためには、「練習させる」ことが重要です。
自由尊重で長いこと稽古したとしても、非常に良い先生に習った人には勝てないのです。
世界に勝つためには、勝つための練習というのがあるんです。
教える側も現在進行形で学び続けている、それも常に学ぶ側の何倍もの速度で学び続けている、ということなのです。
家庭での教育の難しさというのは、まず、距離が近すぎるということです。
量的な積み重ねが質的な変化をもたらす
何かと何かを比較させるというのが絶対失敗しない教え方の王道です。
量的な蓄積は、次のステップに進むために絶対に大事です。
エースの時期を経て、やがては自分が成長するだけではなく、その技術を次の世代に伝えることこそが重要なのだと気付く。・・・・・この知識を自分が伝えなければ消え去ってしまうといった気持ちを持てる人間が一流なのだと思います。
幸田露伴ですら、娘の幸田文に直接、論語を教えなかったぐらいです。
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