都留重人『経済学はむずかしくない』講談社現代新書
近代経済学では、なんといっても、この「極大化の原理」が、いちばん大きな役割を果たしてきた。
極大化の原理にのっとった行動をしているというのが、近代経済学の前提
労働力は移動しにくい
「ミクロからマクロへ」の転換が行なわれたのは、1930年代中ごろのことでした。
古代ギリシアにプロクラティーズという強盗がいました。
投資とか消費とかいうお金の裏づけのある支出のことを「有効需要」
「限界収入と限界費用が等しくなるところで利潤は極大になる」とか、「投資が決まれば所得が決まる」とか、いずれも近代経済学では基本的な理屈です。
技術革新は束になって現われてくるのがつねであった。
ケインズなどの学説は、技術革新のまったくない状態を想定して、その理論をつくりあげました。
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