江藤淳『小林秀雄』角川文庫
「Xへの手紙」の背後には明らかに「暗夜行路」があるが、そのむこうにはおそらく「明暗」がある。
小林の眼に映じた中原中也が「粗野で文体を持たない志賀直哉」であったようにマルクス主義文学運動は「白樺派」の庶出子である。
昭和八年七月号の「改造」に載った佐野学、鍋山貞親の「転向声明」
芸術家であることより前に人間であること
恐らくドストエフスキイは知つてゐたのである。この世に、真に善良な人間はキリスト一人しかゐないといふ事も、・・・
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