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2016年1月24日 (日)

白取春彦『「深読み」読書術』三笠書房

事典類の記載内容はその時代や文化によっていくらでも変わるからだ。その変わり方の突然さと激しさは、ミシェル・フーコーの本を読むとよくわかる。

世界史の年表にはたくさんの戦争が記されているだろうが、その期間をすべて計算してみればいい。戦争のない年月のほうが圧倒的に長い。マルクスの階級闘争の歴史も、同じレベルでの事実誤認でしかない。

ユダヤ人とはすでに民族の名称ではないからだ。ユダヤ教を信じる人がユダヤ人なのである。

ある事柄について、いくつもの書物を読んだほうがいい。何冊もの本を読むことによって、今まで常識だと思いこんでいたものが、偏見だったとわかるからだ。

つまり、食物禁忌によって別の共同体との間に一線を画し、交わりを防ぐという戦略が隠されているというわけだ。

小説の土台となる物語が生まれたのは中世ヨーロッパだ。

倫理や道徳の根本にあるのが聖書なのである。

宗教書でも時系列の構成が逆になっているコーラン、・・・

言葉は事物を伝達するだけの記号ではない。

三角関数を使えば、坂道を造るときにどれだけの建材が必要になるかということも予測できるわけなのだ。

日本での結婚という概念は江戸時代末期に平田篤胤がキリスト教の結婚式から神道に取り入れたことから始まっている。

映画『ターミネーター』の主要人物の女性の名がなぜサラ・コナーなのかは旧約聖書を読んでいないとわからないはずだ。『ターミネーター4』になると、その設定やストーリー自体が聖書的だ。ホラー映画で人気があるゾンビという存在もまた新約聖書中の記述から発想されたものだ。

聖書知識なくしてバッハの曲の意味がとれるはずもない。

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