デビッド・シロタ他『熱狂する社員 企業競争力を決定するモチベーションの3要素』EIJI PRESS
働く人が仕事や職場に求めているのは「公平感」「達成感」「連帯感」の三つしかなく、この三つすべてを満たすことが、真に長期的な高業績を上げる企業としての必要条件であるという結論に至った。
理論的にも経験的にも社員満足度は顧客満足度を向上させる。
仕事そのもの、つまりいったん始めたら最後までやりきるということが、労働者にとって真のモチベーションなのだ。
給与水準についての我々の結論は、「与えた分しか返ってこない」である。
官僚主義とは、組織の規則遵守に凝り固まったあげく、本来の目的を忘れることと定義づけてもいい。
人が働くにあたって望む企業とは、利益を生み、徳を失わない会社である。
その人に対して関心を払う人が一人もいなければ、モチベーションは急速に萎えてしまう。
変革を成し遂げるには、考え方においても行動においても、社員を「盟友」として扱わなければならないのだ。
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