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2016年4月

2016年4月26日 (火)

大澤真幸『<問い>の読書術』朝日新書

経済学は「インセンティブ(誘因)の研究」だと言い切ってしまう経済学者もいるほどだ。

市場は道徳に対して中立ではなく、ときに道徳を締め出してしまう。

シカゴ学派は、構造改革とか規制緩和とか、あるいはTPPやFTAなどといった政策に理論的な根拠を与えている経済学であり、いわゆる新自由主義の経済学、市場万能主義の経済学である。

経済現象では「名目〇〇」を軽視してはならない。

資本主義という経済現象そのものが、実は、宗教現象なのだ。

歴史家ブローデルの影響を受けた歴史学者は社会学者は、しばしば、「長い16世紀」という語を用いる。

過剰性の経済学

エンゲルスに「歴史なき民」という語があり、・・・

旧約聖書の「箴言」には、気が利いた格言が多くて、日本人にも人気がある。

秦の始皇帝は、儒教を嫌って、儒教関連の書物を燃やしてしまった(いわゆる焚書である)。

ポアンカレ予想が、宇宙が丸いかどうかにかかわる予想だったことは、実に示唆的である。

アメリカでは、旧約聖書の創造神話を信じるキリスト教原理主義者に反論するために、進化生物学者が・・・

親鸞は、悪人と善人の順序を逆転させただけだが、一遍は、善と悪の間の区別そのものをなくしてしまった

すぐれた女流文学の伝統は、14世紀までのことであり、・・・

2016年4月23日 (土)

スラヴォイ・ジジェク『ポストモダンの共産主義-はじめは悲劇として、二度めは笑劇として』ちくま新書

アイン・ランドは、「強欲は善」というラディカルな資本主義イデオロギーにもっとも近い存在である。

愛と同じく、イデオロギーは盲目だ。

アガンベンの「ホモ・サケル」という概念―社会秩序から排除された存在、この者を殺しても罪に問われない

ポピュリズムは、邪悪な外的要因への恐れをかき立てることで民衆を動かす、恐怖政治の一バージョンにすぎないのだ。

サルコジがフランス大統領に選ばれたのは、・・・・・アングロサクソンの自由主義モデルに再度加わるという公約によってだった。

ファシズムの台頭はすなわち左派の敗北だが、同時に革命の可能性がありながら左派が結集できなかったことの証左でもある。

トロツキーの議会制民主主義に対する非難は大筋で正しかった。すなわち、この制度は教育のない大衆に力を与えすぎることなく、むしろ大衆を受け身化して、国家権力機構の支配にゆだねるものだ。

2016年4月21日 (木)

御厨貴『知の格闘―掟破りの政治学講義』ちくま新書

鈴木善幸内閣の官房長官時代。あれは事実上「宮澤内閣」と言われたわけですから、・・・

オーラル・ヒストリーの元祖はアメリカではコロンビア大学ですが、・・・

明治国家の中になぜ元老、元勲という存在があったのか。

元勲とは「明治天皇が自分と一緒に明治国家をつくったファウンディング・ファーザーズ(建国の父たち)だと規定した人」であり、・・・

朝日新聞というのはとにかく「大衆」とか「民衆」という言葉が好きです。

この国の政治が今行き詰まっているとするならば、その原因はどう考えても日本国憲法だろう。憲法には多数原則がたくさん入っていますから、ほとんど変えられない状況にしている。

修業というのはある程度パワハラ的なことがないとできません。

2016年4月19日 (火)

デビッド・シロタ他『熱狂する社員 企業競争力を決定するモチベーションの3要素』EIJI PRESS

働く人が仕事や職場に求めているのは「公平感」「達成感」「連帯感」の三つしかなく、この三つすべてを満たすことが、真に長期的な高業績を上げる企業としての必要条件であるという結論に至った。

理論的にも経験的にも社員満足度は顧客満足度を向上させる。

仕事そのもの、つまりいったん始めたら最後までやりきるということが、労働者にとって真のモチベーションなのだ。

給与水準についての我々の結論は、「与えた分しか返ってこない」である。

官僚主義とは、組織の規則遵守に凝り固まったあげく、本来の目的を忘れることと定義づけてもいい。

人が働くにあたって望む企業とは、利益を生み、徳を失わない会社である。

その人に対して関心を払う人が一人もいなければ、モチベーションは急速に萎えてしまう。

変革を成し遂げるには、考え方においても行動においても、社員を「盟友」として扱わなければならないのだ。

2016年4月15日 (金)

浅田彰『構造と力 記号論を超えて』勁草書房

人がそれと知らずにかけている色メガネをドクサという。

ドクサという語をパラダイムないし構造という語で置きかえても大過ないことに注意しておこう。

『資本論』なんて、どう見ても寝転がって読むようにできているのだ。

フロイトは死の欲動こそ最も欲動的だと述べている

アドルノがヘーゲルの弁証法に対して否定的弁証法を提出していることに注目せねばならない。

瀧本哲史『戦略がすべて』新潮新書

 「コモディティ化」とは、特定のジャンルにおいて、どの商品の品質も同じように高まると、顧客にとって代わり映えしなくなってしまう状態を指す。

多くの産業で、大企業と中小企業で資本生産性はそれほど変わらず、差がつくのは資本装備率なのだ。

従業員の給与は、付加価値額に労働分配率をかけたもので決まる。

元「○○」の個人の活躍が目立つようになったら、その出身母体の企業はすでにピークアウトしていると考えてまず間違いない。

自分が属する業界のことを知りつくし、かつ、新しい仕組みについてのアイディアを持てば、起業は成功する確率が高い。

GEのジャック・ウェルチが最も力を入れたプロジェクトが、クロトンビルの研修所

ドイツのレクラム文庫を範にした岩波文庫

マーケティングの最先端の世界では文化人類学のアプローチが消費者理解に活用されている。

MITでは、地雷除去ロボットが掃除機になった。

「最強の軍隊はアメリカ人の将軍、ドイツ人の将校、日本人の下士官と兵だ。最弱の軍隊は中国人の将軍、日本人の参謀、ロシア人の将校、イタリア人の兵だ」というジョークがある。

熊野純彦『現代哲学の名著 20世紀の20冊』中公新書

通常の哲学史では、ヘーゲル死後の哲学が一括して現代哲学と呼ばれることも多いけれども、・・・

哲学は語るものであって歌うものではない

哲学は黙示と啓示の秘儀にとどまることなく、広場で対話され街頭で流通できるもの

ポスト構造主義は、フランスの文脈では「六八年の思想」ともいわれる。

アドルノとホルクハイマーの両名は、アメリカの大衆文化のうちにもうひとつのファシズムが芽生えてゆく危険を、はやくから読みとっていたように思われる。

ルカーチの影響下にあった福本和夫

ペルソナは、役者が特定の役柄を演じるために身につける仮面を意味するラテン語である。それゆえ、ペルソナはまた仮面が代表する役柄、役割をも意味する。・・・・・哲学の文脈では自己意識的な理性的存在者としての「人格」を意味するようになる。

中世からバロック期にかけて錬成・展開された表現の原理を「マニエリスム」

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