J.B.モラル『中世の刻印―西欧的伝統の基盤―』岩波新書
歴史の研究者はすべておそかれはやかれ時代区分の問題に取り組まねばねらない。
ローマ社会の衰亡の主たる理由の一つとして租税の苛酷な重圧をとり上げている。
アウグスティーヌスの極度の個人主義の強調は、『告白録』の中に彼によって描かれている、精神的な確信を求めての強烈な個人的闘いの帰結であった。
チョーサーもその後半生における宮廷との関係にもかかわらず、元来町人出身の人であった。そして中産階級の小説家の巨頭であるボッカチオ自身も、『デカメロン』の中に多くの貴族的宮廷風恋愛の諸要素をとり入れている。
神の存在証明においてアクィナスは、理性的論証以外のいかなる方法をも使用することを拒んだ。
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