竹村健一『マクルーハンの世界 現代文明の本質とその未来像』講談社
世の批評家、解説者たちは、活字文化の世界にいまも生きているからである。
彼の理論が特に注目されるのは、テレビの力をはじめて的確に解き明かしたからである。
マクルーハンは家庭でほとんどテレビを見ないという。
メディア自体が人間の考え方を変え、人間の生活様式を変えてゆく。
ラジオや新聞のように、多くの情報を伝達するメディアはホット・メディアであり、テレビやツイストのように、情報の量は少ないが、人々にインボルブメントを要求するものがクール・メディアである。
馬は乗り物としての役割を失ったが、娯楽としてカムバックした。
アイン・ランド
「国際人」などという言葉には「国」という差別観が根底に横たわっている。
メディアというものはマッサージ師のように「人間をもみほぐす」活動的プロセスであって、・・・
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