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2016年5月15日 (日)

長谷川慶太郎『「戦争論」を読む 改訂版』朝日文庫

軍隊の性格と能力を決めるのは、経済と政治

「スターリン体制」そのものが「冷戦」の最も大きな原因であったという事実である。

戦前の日本で「軍事科学」研究が著しく立ち遅れたのは、実は軍人、特にその中核である現役将校の教育を極度にせまい「軍事学」一本に集約してしまい、今あげた政治、経済、社会全般にわたる広い視野の養成を拒否したことと少なからず関連している。

クラウゼヴィッツは「戦争指導」の責任を負うものは、「内閣」であって軍事当局ではないと言い切った。

クラウゼヴィッツを最も有効に利用したのが、レーニンの指導する共産党

クラウゼヴィッツが『戦争論』の中で、「政治」が軍事よりも一段上の地位にあることを明示した点は、今日においてもまだ生きている。

『風と共に去りぬ』は、南軍にとって最も重要な根拠地の一つ、ジョージア州都アトランタが舞台である。

レーニンですら『戦争論』を熟読し、それについての論評を『哲学ノート』の中でまとめている。

実は、ドイツ、日本とも、この戦略爆撃によって国民の抗戦意思が消滅し、かつ軍需生産が崩壊状態に達したという事実がない。ナチ・ドイツが崩壊したのは、結局戦略爆撃によってではなく、連合軍が地上でドイツを東西から進攻して、ベルリンを占領し、ヒトラーが自殺したからである。

治に居て乱を忘れず

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