小田実『歴史の転換のなかで ―21世紀へ―』岩波新書
ソビエトが東ヨーロッパの社会主義国をまとめ上げて「コメコン」(東ヨーロッパ経済相互援助会議)というような経済共同体をつくり上げようとしたがうまく作動していないし、・・・
「ブラック・パワー」の最大のスター、クリーバー氏が熱心なキリスト教信者になったりするというようなことが起こったりする。
毛沢東の『矛盾論』が彼の思想の集大成です。
私は延安時代の中国共産党がその歴史のなかでもっとも民主的で自由、平等な共産党であったような印象をもつのですが、・・・
・・・・・パレスチナ人を追放し、「ディール・ヤシン」の虐殺をひき起こす。
金日成氏の「主体」思想、カストロ氏の「第三世界」の概念の創出、チトー氏の「非同盟」思想
マルクスのもっとも偉大なところは・・・・・なんと言っても当時の資本主義社会の「実地勉強」を克明にやって、そこから「剰余価値の創成」というそのメカニズムの根もとにあるものを抽出したことにあるのだと私は思います。
私は「初期マルクス」よりはるかに「後期マルクス」を重視します。
金芝河の解放思想は彼のカトリック神学にもとづいた世界観の帰結であるという事実で・・・
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