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2016年5月16日 (月)

大内兵衛『マルクス・エンゲルス小伝』岩波新書

マルクスはその『資本論』第一巻第二版の後記においてヘーゲルを「偉大なる思想家」とよび自分が彼の弟子であることを一生の光栄とし、・・・

有名なテーゼの第十一にマルクスが「哲学者たちは世界をたださまざまに解釈してきただけである、しかし肝腎なのはそれを変えることである」といっているが、・・・

『共産党宣言』とは、一言でいえば、プロレタリア階級の本質を歴史の中にとらえ、彼らのいまの地位を示し、その上に立って彼らの運命と使命とを論じた文書である。彼らは将来必ず社会の主人となる運命をもっている、それゆえに自らの運動にはげみそれを戦いとれというのである。

『資本論』は価値論から始まる。

『資本論』は資本を論じた純粋な経済学であって、もともと政治的なイデオロギーの本ではないのである。

『資本論』は形式的には経済学であるが、本質的には社会主義の本である。

英雄崇拝を排斥するのがマルクス主義である。現にマルクス自身も世の中から特別の英雄のように自分が見られることを極力警戒していた。

『共産党宣言』はいまや世界の共産主義諸国の憲法のうちに、そして各国の社会主義政党の綱領の精神となって生きているからである。

マルクシズムの著作のうちで、いちばん有名なものが『共産党宣言』であるとすれば、一ばん出版部数の多いのはエンゲルスの『空想より科学へ』である。

シュムペーターはマルクスの偉大をあんなに認めているにかかわらず、マルクスの経済学はまちがいでマルクスの資本主義崩壊説、プロレタリア窮乏説など一つもほんとうでないというのである。

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