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2016年5月 6日 (金)

関口泰『国民の憲法』岩波新書

君主国が民主国になったのは、憲法改正によってはじめてそうなったのではなくて、敗戦の結果、天皇とその政府が、占領軍の最高司令官の権力の下におかれ、国民の自由に表明した意思に従い、その政府を樹立することを、降伏条件として受諾した時に決まったのである。

ただ日本国民としては、自由獲得の闘いを、その歴史経験の上にあまりもっていないので、過去の試練に堪えて、自由を守ったという、はっきりした記憶も浮ばず、自覚ももたないので、欧米人がもつであろうところの権利と自由尊重の感情がわかない恨みがある。

日本国民は、日本国憲法を確定したので自分であることを、まず自覚しなければならない。

憲法がいっているのは、政府の決意ではなくて、日本国民の決意なのだから、・・・

間接民主政治では、国民に主権があるといいながら、国民自身のなすところはただ議員を選挙するだけで、あとは議会万能で国民は被治者になってしまう。

戦争前の日本軍隊は、明治維新後に、その様式と装備をヨーロッパから入れたが、精神は七百年の武門政治と三百年の徳川封建制に養われた武士の伝統の上に、二千六百年の神話を加え、明治天皇の個性を中心に作り上げられたものである。

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