フォト
無料ブログはココログ

amazon

« 清水勝彦『経営学者の読み方 あなたの会社が理不尽な理由』日経BP社 | トップページ | 楠木健『「好き嫌い」と才能』東洋経済新報社 »

2016年6月26日 (日)

宇野重規『政治哲学的考察 リベラルとソーシャルの間』岩波書店

これまで欧州統合に最も積極的であり、統一欧州を可能なかぎり連邦制に近いものとして構想する傾向をもつのがドイツである。その代表的知識人は言うまでもなく、ユルゲン・ハーバーマスであり、「憲法愛国主義」を説くハーバーマスは、ヨーロッパ諸国民がその国境を越えて、新しい民主的な公共空間を建設することを主張し、将来的には「ヨーロッパの人民」から成る連邦制を視野に入れるべきであるとする。

イギリスの知識人の間には、フランス官僚制に対する根強い警戒感がある。イギリスとフランスの間には、コモン・ローとローマ法の伝統の違いに始まり、地方分権と中央集権、されには自治の重視と行政権の主導に至るまで、ぬぐいがたい政治文化の違いがある。

デモクラシーには、つねに両義性が存在する。デモクラシーとは、一方で諸個人の権利の実現であり、他方で集団的な自治・自律である。デモクラシーとはまさに、集団的な自治の実現を通じて、諸個人の権利のより良き保障を目指したものであり、両側面は不可分であるとされる。

« 清水勝彦『経営学者の読み方 あなたの会社が理不尽な理由』日経BP社 | トップページ | 楠木健『「好き嫌い」と才能』東洋経済新報社 »

政治」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/538676/63833687

この記事へのトラックバック一覧です: 宇野重規『政治哲学的考察 リベラルとソーシャルの間』岩波書店:

« 清水勝彦『経営学者の読み方 あなたの会社が理不尽な理由』日経BP社 | トップページ | 楠木健『「好き嫌い」と才能』東洋経済新報社 »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック