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2016年10月17日 (月)

ドナルド・A・レアード他『ビジネスの心理 上巻』日本生産性本部

能率とは、合理的な量の仕事、あるいは最適量の仕事を最も容易な、最も経済的な方法で遂行することを意味する。

心理学的なアプローチからいえば、能率ということは最小の人間エネルギーの浪費と緊張とによって、最大の結果をもたらすような方法で能力を使うことを意味しているのである。

注意が散漫になれば、間違いが起る原因になる。なぜなら、その瞬間心のなかでなにかほかのことを考えているからである。

あまりにたくさんの品物を見せるセールスマンは、客の考え方を飛躍させ、決断しにくくしてしまう。経験を積んだセールスマンは一度に二つの品しか示さない。そして、そのうちの一つが客に気に入らないことがわかれば、早速引込めてしまうのである。

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