齋藤孝『大人のための読書の全技術』KADOKAWA
テレビやインターネットで知識を学んでも、残念ながら読書で得られるような、「体系だった使える知識」は得られません。
「テキスト論」という考え方があります。「作品は作者のものじゃない。読者のものなんだ」という考え方です。「読者が解釈することによってはじめて作品が意味を持つ。その意味は読者が見出すものだ」ということであり、「だからこそ私たちは、作者について全然知らなくても作品を味わうことができるのだ」というわけです。
呼吸法も、精読する際に役立つテクニックです。・・・・・具体的には、三秒間鼻から吸って、二秒止めて、十五秒で口からゆるやかに吐いてください。息を吐いているときに、もっとも集中力が高まります。
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