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2017年1月16日 (月)

ティモシー・テイラー『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編』かんき出版

この本では、GDPの減少が景気後退つまり不景気と説明されていますが、日本では、かならずしもそういう用語の使われ方はしていません。経済の潜在成長率(本来の成長する力)を下回っているだけで、景気後退や不況と呼ばれます。つまり、GDPが減少する場合だけでなく、増加していても、それが期待ほどではないと、日本では不況と呼ばれるのです。

デフレによってもたらされた不況には、金融政策がうまく効かないのです。

マクロ経済政策の4つの目標は、次のとおりです。

  • 経済成長
  • 失業率の低下
  • インフレ率の低下
  • 持続可能な国際収支

GDPの欠点は、売買されたものの総額で経済を測るので、売買の対象とならないものについては把握できないということです。

もっとも有名なインフレ指標は消費者物価指数

経済学的にいうと、経常赤字とは、国が外国に借金をしている状態です。

セイの法則および新古典派経済学には弱点があります。それは景気後退についてうまく説明できないということです。

ケインズ派は短期的、新古典派は長期的な動きを重視する。

 

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