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2017年3月 8日 (水)

『総解説 世界の古典名著』自由国民社

ルイス・キャロルの世界では、「あやまちを犯す前に罰せられ、刺される前に泣く」

価値の小さなものを集めて作られるキッチュ

湾岸戦争はアトランタで行われたのだ

国家はブルックハルトも言うように人為による「芸術作品」である。

ルソーは、宗教を人間の宗教と市民の宗教とにわける。

ある国家が停滞するのはその国民が個性をもたなくなる時である。

「差異の存在することそのことが有益である」と考え、一般に承認されているものに「順応しないということ」そのこと自体が社会に対する一つの貢献である。

マルクスは、このリカードゥ理論を自己にとって最高の「古典」とみなし・・・

権利は法的に保護された利益である。

第二次大戦によって「中欧」というものが消えてなくなり、その代表者であったドイツは・・・

カントにとって、「理性」は神の理性ではなく、まさに人間理性であり、・・・

「死」こそは、絶対に他人に代わってもらうことのできぬ、各人の実存に最も深くかかわる、追い越すことのできない可能性である。現存在とは、「死への存在」である。この死という、自分の実存がもはや不可能になる可能性へと「先駆」してこそ、現存在の「本来的な全体存在可能」が可能になってくる。

大衆人とは、いわば、甘やかされた子どもであって、自分の生が生たり得る根拠(歴史)への連帯責任を放棄し、いきなり野蛮の世界へ逆戻りする、西欧文明にとっての垂直的侵略者である。

ポパーは検証によって理論の真偽は決定できず、反証に耐えるか否かこそが真偽の基準となると説いた。

キリスト教徒は肉体的なものを蔑視する点で、プラトン主義者と共通するものをもっている。

哲学者たちが何と言おうと、われわれの最終目標は快楽なのだ。

他人に教えるのは、まず自分で十分に知らなければならないと考えていた。

自分の中身よりも立派な服装をなさらないほうが賢明である。なぜなら、女性は他人のいつわりをやすやすと洞察して、外見と中身のちがう男性諸氏の知恵のたりなさ、野卑な精神を見抜くからだ。

むずかしい事件の処理には、女性に相談すべし。

あることをなさないために不正である場合も少なくない。

結婚は戦場であってバラ園ではない。

なまけることができるというのは、ひろい欲望と強い個性の意識があることを意味する。

行動しているときにのみ、その本質を理解されるのが、男性というものだ。

いちばん好戦的な人間は、仕事も心配ごともいちばん少ない連中なのだ。

知識人のなかには、戦争が始まるといとも簡単に変節して、煽動的な論説を展開する人たちがいる。すると衝動や感情にかられやすい若者たちは、彼らの論説に酔って偏狭な愛国主義者になってしまう。

予見できないような遠い悲劇を想像して自己を不幸にしないこと。

真に男らしい男を仕上げるためには、妻であれ、恋人であれ、女友だちであれ、真の女らしい女を常に彼の傍におく以上に必要なことはない。

私は未来の危険を引受けることによってしか行動しません。

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