野口悠紀雄『知の進化論 百科全書・グーグル・人工知能』朝日新書
中世までの時代、聖書は、修道院の聖職者によってラテン語で書写されていました。
ラテン語は「聖なる言葉」であり、俗語(自国語)は「卑俗な言葉」であるという考えが支配的でした。
ラテン語とは古代ローマ帝国の言葉であり、聖書とはなんの関係もありません。
もともと旧約聖書はヘブル語で、新約聖書はギリシャ語で書かれていました。
タルコフスキイは、ダ・ヴィンチの未完の大作である「東方三博士の礼拝」を、映画「サクリファイス」の中で、きわめて効果的に用いています。
中世ヨーロッパでは、知識を秘匿することによって価値を高めた。
知識は体系的であるのに対して、情報は断片的。
情報を秩序立てて体系的に組み上げたものが知識である。
『ブリタニカ』は、もともとはスコットランドで生まれた事典です。
アメリカでは、索引のない本は専門書とはみなされません。
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