フィリップ・デルヴス・ブロートン『ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場』日経BP社
会計学においては、規則に固執することよりも常識を働かせることのほうがはるかに重要なのだ。
中国のような土地でビジネスをしてみるまでは、それについていくらもったいつけて話し合ってみても無駄。
経験だけが唯一、信用するに足る保守的な測定基準で、それ以外は空虚な数学的思考の所産なのだ。
ミヒール・デサイ教授が、自分の母親に説明できないなら、それはちゃんとファイナンスを理解していないことだと言っていた。
ある人物がどういう人間かはその人の銀行取引明細書とクレジットカードの使用明細書見ればわかる。
トヨタは何ごとをも取るに足りないこととして片づけなかったために、あれほどの成功をおさめたのである。
ビジネスは、潜在的に不実で嘘つきで泥棒根性を持った人間の営みであるという事実から逃れることができない。
代替案のない決定は、破れかぶれのギャンブラーの一投に等しい。たとえそれがどれほど考え抜かれたものであってもだ。
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