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2017年5月 8日 (月)

音部大輔『なぜ「戦略」で差がつくのか。』宣伝会議

経営戦略論の中でも戦略計画学派といわれるイゴール・アンゾフやアルフレッド・チャンドラーたちにとっての戦略思考は、不確実な外部環境への適応方法を示すものだった。

戦略を定義付ければ、「目的達成のために資源をどう利用するかの指針」となる。

戦略がある利点

  1. 効率的に資源を運用することで、効果的に目的を達成することができる
  2. 経験値を獲得できる
  3. 意思決定に役立つ
  4. 計画に一貫性と安定性が出る

達成すべき目的があり、資源が有限である場合に戦略が必要になる。

ヴィジョンとの違いは、ヴィジョンが目的の一形態として状態を示しているのに対して、理念は考え方や方針を示すことが多そうだという点である。

「目的」は効果的な再解釈をもたらし、結果的に解釈の余地がない「目標」となるのである。

戦略は目的と資源に規定される概念である。つまり、資源に基づいて戦略は定義される。

戦略があることで、目的が明確になる。少なくとも、なにが目的かわからないという事態は避けられる。

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