大村大次郎『お金の流れで探る「世界の今」が驚くほどよくわかる現代権力史』KADOKAWA
イギリスはどうやってスペインをしのぐほどの強国になったのか? 簡単に言えば、〝国を挙げての海賊行為〟である。
現在の世界中の多くの中央銀行は、このイングランド銀行をモデルとしている。
アメリカの急成長は、イギリスの投資なくしてはあり得なかったのである。イギリスはアメリカという国の「株主」とさえいえる存在だったのだ。
アメリカは、第二次世界大戦後すぐに、ヨーロッパ諸国に対し、莫大な経済援助を行った。いわゆるマーシャル・プランである。
イギリスは、ユダヤ人のお金が欲しかったために、パレスチナをユダヤ人に与えるという約束をしてしまったのだ。
ユダヤ人が世界でもっとも多く住んでいる国は、イスラエルではない。アメリカなのである。
アメリカのユダヤ人団体がイスラエルに寄付金を送るときには、税金はかからない。
IMFとは、・・・・・アメリカが最大の出資国であり、アメリカを中心につくられた機関である。
現在、中国はアメリカ国債の最大の保有者である。
タックス・ヘイブンを実質的に運営してきたのは、実はイギリスなのである。
「貧しい」ということは、「伸びしろがまだまだ大きい」ということである。
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