佐藤優・北原みのり『性と国家』河出書房新社
沖縄との関係で、私は差別が構造化されている場合、差別している側は、そのことに気づかないのが通例であると強調している。
マルクス経済学の洗礼を受けていれば、我々の知性で資本システムすべてが変わらなくても、商品化していいものと悪いものの仕分けくらいはできるはずなんです。
キリスト教の場合は、常人では絶対に守れない性規範というのを定めて、すべての人間に罪があるという意識を刷り込みますからね。
ナチスは基本的に「女は産む機械」じゃないとだめなんです。
キリスト教は結局パウロ派が勝っちゃったから、女性の活動についてはほとんど聖書から削られてしまっているんですね。
パウロが広めた福音は、矛盾したものを矛盾したまま残しておくという編纂の仕方で、後に新約聖書に収録された。
日本の女があれだけ韓流ドラマにハマったのって、ひとつは、女と男がきちんと語りあっていて、女をバカにする表現が少ないってことが大きいです。
奴隷は母親が黒人かどうかで決まるんですよね。
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