佐藤優『現代の地政学』晶文社
英国と米国が孤立主義を選択することができるのは、海洋国家だからだ。
地政学というのは基本的にはユーラシアの話なんです。もっと言うと、東欧の話。
ユーラシアのユーロというのはヨーロッパのことですよね。ヨーロッパとアジアを合わせた地域がユーラシアですが、・・・
ドイツ人は、使える人間は徹底的に労働力として使用して、そして使えなくなったら焼却するという分類をしていたわけで、分けたくて分けたくてしょうがないんです。
シンクタンクでは、最悪情勢分析というものをやります。
ニューヨークの連邦銀行の地下には、いまだに金が大量にあります。
モンテッソーリ教育の特徴は、教育を受けた結果、エリートやお金持ちになったとしたら、自分の得たものをほかの人にも分けろと教えていることです。できる人は、自分の持っているものをできない人に分け与えないといけない。
贈与されると返礼義務を感じるという人間の心理・・・
人は受けるよりも与えるほうが幸せです。
学生団体SEALDsなんていうのは、モデルとしては新自由主義にすごく近い。・・・それは組織化しないから。
マルクス主義の理論からすると、高度に資本主義が発達したところでしか革命は起きないはずです。
マルクス経済学においては、分配というのは、資本家と地主間もしくは資本家間の分配しかないんです。
占い師で地動説をとる人は一人もいません。地動説では占いはできない。
アルメニア人も学者や芸術家が多い。指揮者のカラヤンなんかもそうでね。ヤンで終わる名前はだいたいアルメニア人です。
ロシア人の強さというのは記憶力です。
今の靖国通りは江戸時代には川だったからです。
船の中は基本的には旗国主義といって、旗がついている国の主権がそのまま及ぶことになっています。
« ヨラム・バウマン『この世で一番おもしろいミクロ経済学 誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講』ダイヤモンド社 | トップページ | 久坂部羊『大学病院のウラは墓場 医学部が患者を殺す』幻冬舎新書 »
「読書論」カテゴリの記事
- 物江潤『デマ・陰謀論・カルト スマホ教という宗教』新潮新書(2023.09.06)
- 加地伸行『マスコミ偽善者列伝 建て前を言いつのる人々』飛鳥新社(2023.02.01)
- 久恒啓一編『平成時代の366名言集~歴史に残したい人生が豊かになる一日一言~』日本地域社会研究所(2022.12.02)
- ポール・ジョンソン『インテレクチュアルズ』共同通信社(2022.12.02)
- 猪瀬直樹『言葉の力「作家の視点」で国をつくる』中公新書ラクレ(2022.11.29)
« ヨラム・バウマン『この世で一番おもしろいミクロ経済学 誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講』ダイヤモンド社 | トップページ | 久坂部羊『大学病院のウラは墓場 医学部が患者を殺す』幻冬舎新書 »
コメント