宇野重規『保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで』中公新書
保守主義の思想は、楽天的な進歩主義を批判するものとして生まれ、発展していった。
革命とは、すべてを更地にして、その上に理想的な政治制度を、一から作り直そうとする試みである。
「保守主義」という言葉が使われるようになったのは、十九世紀初頭のことである。
悪政かどうかを判断するに際して、人々が感覚的に間違えることはほとんどないとバークはいう。人々が「この政治はおかしい」と肌で感じるとき、その感覚は正しいことがほとんどなのである。
多くの異なる言葉が出会い、互いを認め合い、そして同化することを求めないのが会話の本質である。
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