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2018年3月15日 (木)

カレン・フェラン『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。コンサルタントはこうして組織をぐちゃぐちゃにする』大和書房

理論の正しさを示す証拠があっても、ほとんど個々の事例に当てはまるにすぎないし、・・・

ビジネスとはすなわち「人」なのだ。

人材のマネジメントさえできれば、あとはすべてうまくいったも同然ということだ。

みんなで腹を割って話し合うことに尽きる。

理論の誤りを証明するには反証がたったひとつあればよい。

企業に関するありとあらゆる情報を手に入れようと思ったら、本来ならその企業のなかで働くしかない。

ポーターの本を読み返して驚いたのは、製造業を重要視していることだ。

完璧主義は、たいていのことは8割がた達成できればよい、という私の考えとは相反する考え方だ。

テイラーは、考える仕事は肉体労働や単純作業とは区別すべきであり、考える仕事のできる従業員はわずかしかないと考えていた。

テイラー主義の最大の欠点のひとつは、考えることと作業を切り離してしまったことだ。

クライアントが最もやってはいけないことは、コンサルタントを雇って、自分たちの代わりに考えさせることだ。

メソッドやベストプラクティスやビジネスソリューションを実行するまえに、それを実行したらどのような影響が出るかについて、あらかじめよく考えることだ。他社がやっているからといって、それを実行することが正しいとは限らない。本書の要点はそれに尽きる。

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