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2018年9月19日 (水)

眞鍋圭子『素顔のカラヤン 二十年後の再会』幻冬舎新書

カラヤンは言葉という表現手段を使用することが極めて不得意でした。

渡り鳥の群れは、〝それとわからぬ〟リーダーの指示で一瞬に方向を変える。オーケストラ演奏の理想はこうでなければならない。

モーツァルトの町、ザルツブルク。

当時の西ベルリン市民は、東ベルリンに行くことは許されていませんでした。

カラヤンという人の話し方は、何語においても主語と述語が一致しないことが多い。

プレゼントを頂いたら必ず御礼状を書かなければいけないよ。招待された時にも、必ず後でお礼状を出すのが礼儀だよ。

戦後の非ナチ化の嵐の中で仕事ができない時、進んで彼との演奏会に出演してくれたのがウィーンの楽友協会の合唱団です。この合唱団とフルトヴェングラーのコンサートをめぐっての緊張があった時も、・・・・・

カラヤンも基本的にはカトリック教徒でしたから・・・

山の景色は一瞬たりとも同じではないから、・・・・

君がやることは、馬がジャンプしやすい状態にして、壁の前まで連れていくことだけなんだよ。このたとえ話こそが、カラヤンの指揮の極意なのだと感心して聞いていました。

《ボレロ》という曲は、同じメロディーを各楽器のソリストたちが順番に演奏しますから、オーケストラのソリストの技と音楽を披露するのに最高の曲です。

カラヤンさんはドイツ人でないから、・・・

オルガンのないホールというのは、家具のない家のようなものです。

カラヤンがもう少し言葉上手で、話し合いのできる人だったならば、・・・

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