ナンシー・デュアルテ『ザ・プレゼンテーション 人を動かすストーリーテリングの技法』ダイヤモンド社
プレゼンテーションの目的は変化を起こすこと。
プレゼンテーションの締めくくりに、ザンダーは、自分の仕事は人々の中に眠る可能性を目覚めさせることだ、このことに気づいて人生が変わったと話します。「では、それがうまくいったかどうか、どうすればわかるでしょう? 相手の目を見つめるのです。相手の目が輝いていたら、うまくいったことがわかります」。
プレゼンテーションの準備をする際は、聴衆をひとかたまりの集団とは考えず、あなたと1対1で会話をするのを待っている個人の集まりだと考えてください。聴衆ひとりひとりが「このプレゼンターは自分と個別に接してくれている」と感じられるように。・・・・・一案として、聴衆の中でも特に聴いてほしい人に的を絞り、その人との1対1の会話のようにメッセージを組み立てるのもいいでしょう。
気をつけないといけないのは、あなたに対する第一印象の一部は、あなたが登場する前からすでにできあがっているということ。
人が一度に処理できるメッセージはひとつだけです。聴衆はあなたの話を聴くか、スライドを読むかのどちらかです。両方はできないのです。
リハーサルのうえにリハーサルを重ねましょう。そして本番が終わったら、まわりにフィードバックを求めてください。
« 大森信『掃除と経営 歴史と理論から「効用」を読み解く』光文社新書 | トップページ | 伊吹卓『どうしたら売れるのか 商売上手・98の秘訣』PHP文庫 »
「ビジネススキル」カテゴリの記事
- 邱強『ERROR FREE 世界のトップ企業がこぞって採用したMIT博士のミスを減らす秘訣』文響社(2022.06.19)
- DaiGo『一瞬でYESを引き出す心理戦略。』ダイヤモンド社(2022.02.24)
- 野地秩嘉『成功者が実践する「小さなコンセプト」』光文社新書(2022.02.13)
- 坂口孝則『未来の稼ぎ方 ビジネス年表2019-2038』幻冬舎新書(2022.02.03)
- 山口周『思考のコンパス ノーマルなき世界を生きるヒント』PHP新書(2021.12.27)
« 大森信『掃除と経営 歴史と理論から「効用」を読み解く』光文社新書 | トップページ | 伊吹卓『どうしたら売れるのか 商売上手・98の秘訣』PHP文庫 »
コメント