三谷宏治『経営戦略全史』Discover
ポーターは「ポジショニング」を重視しました。経営戦略の目的は企業が収益を上げることにあり、そのためには「儲けられる市場」を選んで、かつ競合に対して「儲かる位置取り」をしていないと、どんなに努力してもムダだと。この2つが、ポジショニングです。
BSCは、ポジショニング(顧客の視点)とケイパビリティ(業務・学習の視点)をつなぎ、それをさらに財務指標にまでつなげようとした、偉大な試みでした。
シュンペーターも述べていたように、イノベーションにおいては「担当者の変更」がしばしば起きます。
マイクロソフトの稼ぎ頭はウィンドウズOSではなく、MSオフィスです。
ミンツバーグによれば「すべての理論は間違っている」。それでも、「マネジャーはどれかを選ばなくてはならない」のです。
今、求められているのは熟慮実行ではなく、高速試行錯誤なのですから。
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