サトウタツヤ『心理学の名著30』ちくま新書
何事も利点は欠点、欠点は利点である。
『精神分析』の目次構成は、フロイト自身が研究してその成果を公表したのとちょうど逆の順番になっている。つまり、彼は神経症の治療から始め、夢に注目し、その後、日常的なしくじり行為にも目を向けるようになったのである。
正義の反対語は「悪」だと思っている人が多いが、そうではない。正義の反対語は「もう一つの正義」である。
マズローが重視するのは自己実現である。
ストレスは機械工学の専門用であり、・・・
鏡を置いて、あたかも自分の手があるかのように見せると、幻影肢の感覚が無くなるということをラマチャンドランは明らかにした。・・・・・手が無いが故に痛みを感じ、鏡を用いて、あたかも、手が存在するような演出をすると痛みは無くなるというのである。
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