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2019年9月 1日 (日)

佐藤優『サバイバル宗教論』文春新書

宗教の本質は、人間を救済することだ。

キリスト教というのは犯罪者の多い宗教ですよね。・・・・・新島襄も国事犯です。

銀行員になると、人の顔を見る度に、その人間から幾ら稼げるか、値札がかかって見えるようになる。

日本軍は、沖縄ではもともと、航空決戦を想定していました。

キリスト教の洗礼というのは、按手礼を受けている人、すなわち牧師にしかできない儀式なんです。

キリスト教というのは、・・・・・客観的に見て、実におかしく、かついいかげんな宗教だと思うんです。

国際情勢を見るとき、神学的な見方は非常に役に立つんです。

「なぜ神が人となったのか」という受肉論

魚木先生は、仏教の本質は救済宗教だと言います。

本来、一神教というのは寛容なんです。それは、無関心に基づく寛容です。

ローマ法というのは、単なる法律であるというよりも宗教なんです。

時間には出発点があって終わりがある。直線に流れているわけです。これはユダヤ・キリスト教の伝統です。

アルジャジーラはカタールの衛星放送で、・・・

弾道ミサイルは一度大気圏を出ますから、遠くに飛ばすことができます。

イスラーム教の場合は、結婚するときに必ず離婚の条件について契約しないといけません。

ヨーロッパの特徴をつくっているのは十九世紀のロマン主義です。

日本人の宗教観は基本的に魔術的です。

宗教にとって一番重要なのは葬式に携わることです。・・・葬式をする宗教というのは最も強いからです。

日本人が物事を真剣に考えていくと、最終的には必ず西田幾太郎、田辺元たちを始めとする京都学派の発想になってきます。

大東亜戦争は、確かに思想戦でした。

フロイトの心理学にしてもユングの分析心理にしても、もともとユダヤ教のカバラの思想が現代的に形を変えたものです。

キリスト教における最大の難問は、神様は正しいのなら、なぜこの世の中に悪があるのかという問題です。

・・・スピノザなどの汎神論の考え方です。この世界は神様によってつくられたもので、その神は人格的な神ではなく、この世の中のすべてを足したものが神だという考えです。

イギリスには成文憲法がありません。憲法は文字にできないという考えだからです。

宗教改革というのは、イコール復古維新なんです。

戦前において、「国家神道は宗教でない」というのが日本政府の立場でした。

共産主義は、この民族の力というものを何とかして抑え込んで、民族ではなく階級の力によって新しい社会、国家をつくっていこうというものでした。

イスラエルの国籍を取得できるのは、ユダヤ教徒、もしくはお母さんがユダヤ人の人と決まっています。

普天間問題の本質は、沖縄に対する差別の問題です。

カトリック教会の神父は結婚をしません。

中立国というのは、中立に違反する行為をすると占領される可能性があります。

高度福祉社会というのは、同時に大変な監視社会であるということです。

言文一致ということと、ナショナリズム、近代化、産業化はつながっています。マニュアルが読めないと工場で働けません。そこから教育ということが出てきます。

マルクスの『資本論』は、実は労働者を想定して書かれたものではありません。

マルクスの『資本論』の世界には税金の話が全く出てこないということです。それから国家の話も出てこないんです。

マルクスの『資本論』は、このリカードの考え方を借用しながら、税については触れていません。

人種は民族を超えます。

共産主義思想は性善説だからです。

律令制というのは、法律によって、天皇の官僚群をつくって国家を統治していくという発想です。

自由主義のポイントは愚行権にあります。

高度福祉社会というのは、同時に大変な監視社会であるということです。

自分の命を捨てることができるということは、他人の命を奪うことに対するハードルも著しく低くなるからです。

宗教というのは必ず物語の形で語られます。

超越性・・・・・要するに手続きを踏んでも実現できないもの。

ワッハーブ派・・・・・サウジアラビアの国教です。

アルカイダというのは、このワッハーブ派の中の武装グループです。

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