ジョン・イリチ『世界一わかりやすい絶対勝てる交渉術』総合法令
礼儀正しい人に対して反論するということは、常にとてもやりにくいことであるからだ。
気分が落ち着くまで静かに10まで数えてみることが賢明だ。
深呼吸して10まで数える。
10まで数えたら、もう一度10まで数える。
もし、相手が脅迫や威嚇をしかけてきて、あなたが同じように対応しないとする。すると相手は混乱し、自分の無礼な行為をやめ、それについて考えるだろう。そして、結果的にはあなたが有利になるのだ。
目標が現実的で妥当なものであればあるほど、その目標に到達する可能性はより高まるということを十分理解しておかなければならない。
別の目標もあらかじめ設定しておくことの利点は、代案をもっていることである。
「トークショーの司会」テクニックは、しかし、けれども、やはり、~以外は、という四つのキーワードを使用することにかかっている。
最悪の状況も、それを知ってしまえば心は平静になる。本当に辛いのは、はっきりわからない状態に置かれることである。
もう一度いっておくが、もしもあなたが相手の提案や対案を気に入っても、それを相手に漏らしてはいけない。
どの交渉でも同じだが、けっして必死になっている様子を相手に見せてはならない。
論争に勝って客を失っても、何も得るものはない。
怒りは理性の灯火を吹き消してしまう風である。
事実が思想と結びついたとき、世界に最も偉大な力が生まれる。
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