山岡耕春『南海トラフ地震』岩波新書
地震の震源の規模を表す量がマグニチュードと呼ばれる。
東北地方の太平洋沖の地下の広い範囲が、断層のずれを起こしやすい状態になっていたからである。
駿河湾の一番奥の富士川の河口から四国の足摺岬の沖にまでのびる南海トラフ。
南海トラフは、東海地方から西日本太平洋側の海底の地形につけられた名称である。「トラフ」とは、もともとは家畜を飼育するための「桶」のことである。
南海トラフで発生した歴史上最大の地震である宝永地震である。
南海トラフはフィリピン海プレートが沈み込む場所であり、東北地方は太平洋プレートが沈み込む場所である。
大阪では地震発生から津波が来るまでに一時間半から二時間程度かかるとされている。
大阪は名古屋と同様、湾の奥にあり、高い津波に直接襲われることはない。
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