中田考『イスラーム 生と死と聖戦』集英社新書
イスラームの教えでは、自殺は永遠に火獄で焼かれるほどの大罪です。
イスラーム法とは何か。あえて一言でいえば、それは「神の定めた掟」です。
アッラーは慈悲深いので、善のほうをたくさん勘定してくれるのです。
巡礼に行くことによって、これまでのすべての罪がなくなってしまうとされています。
イスラームの天国の門はあまり狭くはないです。アッラーを信じていれば全員天国に入れるというのが基本です。
死者の埋葬は土葬と決まっています。
ヨーロッパで政教分離の観念が生まれたのは、王権とキリスト教(特にローマ教会)との葛藤、キリスト教内部でのカトリックとプロテスタントの宗派間対立を調停するためでした。
ムスリムはムハンマドに最高の敬意をいだいています。
ムスリム全体の運命を決めるジハードを命じることができるのはカリフだけです。
イスラーム世界にカリフは二人いてはいけないのです。
マッカの大神殿にもやはり何もありません。この、何もないというのがイスラームの特徴なんです。
イスラームにとって重要なことは、従うということです。
イラクとシリアの旧支配政党であるバアス党・・・・・
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