堀田善衛『インドで考えたこと』岩波新書
アジアの根本問題は、貧乏窮迫ということなのだ。
夜だからだとはいえ、町に「女」がほとんどいないことだ。
ヴァレリイの地中海文明論などを読むと、彼等もまたかつてほどのよい限定のなかにいたことは明らかである。
植民地搾取のむごたらしさが、いまだに歴々と都市に農村に見取られる国の・・・・・
輪廻とは、一回だけの死ではなくて、どうやら生死が無限にくりかえされる・・・・・
即自存在は永遠に余計なものである。
アジアは、生きたい、生きたい、と叫んでいるのだ。西欧は、死にたくない、死にたくない、と云っている。
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