外山滋比古『男の神話学』中公文庫
シェイクスピアの作品には、しっかりものの女とすこし頼りないところのある男との組み合わせがよく出てくる。
経済力を失ったとき、男がいかにみじめなことになるか。
シェイクスピアが、本当に悪い奴は、にこにこしていて、ぐさり、とやる、と言っている。
昔、ナバジという国があった。火山爆発で埋没してしまっていまはない。
さだかに見えない女性は実際以上に美しく見えるのである。
ガミガミ言われたけりゃ結婚しろ。ほめられたけりゃ死ね(アイルランド)。
シェイクスピアの芝居には、女が男装して世の中を欺く趣向がよく出てくる。・・・・・その逆が、わが歌舞伎。これは男が女に化ける。
船が難破したとき、あせって泳いだりしようとするとたいていは溺死するそうだ。
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