栗本慎一郎『ニッポンの終焉 2001年への最後の選択』講談社文庫
ひとたび世界文明史のひのき舞台を踏み、そこから降りた地域は再び繁栄することはない、という冷酷な法則である。
地球上の有力な文明は、なんとほぼ同じ時期に興隆し、同じ時期に衰亡していることになるのだ。
情報の蓄積と情報の体系的伝達、これが文明の条件であることをよく覚えておいてほしい。
法則的に見れば、同じ地で二度起きたことはもはや三度は起きないというべきである。
文明とは、良質の情報が蓄積されている状態である。
最新の研究によれば、分裂病はむしろ遺伝的かつ体質的な病であり、・・・・・
太平洋戦争でアメリカに負けたのは、物量だけの問題ではない。・・・・・頭でもしっかり負けていることを忘れてはいけない。
日本では、構造的に意図的な噂を作れるからである。とくに、主婦層がこれに弱い。弱すぎるほど弱い。
日本のマスコミは、今日徹底的に低次元な大衆迎合主義を長年にわたって続けている。
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