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2020年12月

2020年12月22日 (火)

ジェローム・デュアメル『世界毒舌大辞典』大修館書店

幸福であるだけでは十分でない。他人が不幸でなければならない。

血によって結ばれ金銭の問題で不和になった人々の集団を家族と呼ぶ。

女性はひざを閉じるのにヘラクレスのようなばか力をもっている。

どうして魅力的な女はいつもくだらない男と結婚するのか。なぜなら頭のいい男は魅力的な女とは結婚しないからだ。

頭のいい男は良い夫ではありえない、なぜなら彼らは結婚しないから。

他人の悲劇はつねにうんざりするほど月並である。

貧乏は馬鹿は貧乏人だ。金持ちの馬鹿は金持ちだ。

殉教は、才能のないものが有名になる唯一の手段である。

しかし天地創造の前には神はいったい何をしていたのか。

 

中田考『イスラーム 生と死と聖戦』集英社新書

ムスリムになるには、アッラーを信ずることだけで十分なのです。

イスラームの教えでは、自殺は永遠に火獄で焼かれるほどの大罪です。

ムスリム同士の戦闘はそもそもジハードにはなりません。

「なぜ人を殺してはいけないのか?」という問いに対しては、それは神が創った法だからだとしか言いようがありません。

アッラーは慈悲深いので、善のほうをたくさん勘定してくれるのです。

いくつか例外はありますけれども、基本的には、ムスリムにとってジハードで死ぬことはいちばんよい死に方だとされています。

 

大前研一『21世紀維新 栄える国と人のかたち』文春新書

カリスマ的リーダーとは、言葉は悪いが、つねにペテン師的要素を持ち合わせている。新興宗教の教祖的要素がなければ、異なる集団をまとめるこうした仕事はできないからである。

インドではつねに、富の分配を主張する人が勝ち、富の創造を主張する人が敗れてきた。

アメリカには州単位の自由があり、州単位で世界経済が呼び込める。これは地方分権ではなく地方自治権だからこそ、である。

ヨーロッパの主要国はすべて、中道左派政権が政治を掌握しているのだから、・・・

「マーストリヒト」が「ユーロ」にまでこぎ着けることが出来たのは、主としてこのドイツの意志のお蔭といっていい。

 

木村凌二『教養としての「世界史」の読み方』PHP

少なくとも馬の有無で文明の発達スピードが大きく変わることは間違いのない事実です。

四大文明のほぼ同時期や、もっと古い時代に、ほかにいくつもの文明があったことが明らかになり、・・・

つまり、環境的に恵まれなくなったから文明が生まれた、と言っても過言ではないのです。

アメリカがラッキーだったのは、国の出発点がイギリスの影響下にあったことです。

明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい。(ガンジー)

ナントの勅令は、ヨーロッパで初めて個人の信仰の自由を認めた画期的なものでしたが、・・・

ローマ人は正直なので、それなりの身なりをしていること、また格好が人より優れているということは、大事な権威の要因の一つでした。

世界で最初にキリスト教を国教としたのは古代アルメニア王国だったのです。

 

2020年12月21日 (月)

中田考『イスラーム入門 文明の共存を考えるための99の扉』集英社新書

イスラームの教えで最初に知るべきことは、イスラームを教えることができるのは預言者ムハンマドだけだということです。

イスラームの完全な理解は預言者ムハンマドだけにしかありえません。

神と人間の間を仲介する存在を認めないスンナ派の考えでは、預言者ムハンマド以降には神からの新たな啓示を伝える使徒や無謬の聖者は存在しません。

神の助けなしに何かができると思うのは人間の思い上がりです。

イスラーム法は子供の玩具であれば人形を合法化しています。

カアバ神殿・・・内部ではどこを向いて礼拝しても構わない

イスラームはムハンマドが開いた宗教ではなく、アーダム以来の預言者の教えです。

イスラームの教えでは、審判は復活の日の最後の審判の一回だけだということです。

イスラーム法は属人法であり、異教徒には課されませんが、・・・・・

イスラーム法は属人法であり、居住地のいかんにかかわらず全てのムスリムに遵守が課されます。

 

三田誠広『ダ・ヴィンチの謎 ニュートンの奇跡 ―「神の原理」はいかに解明されてきたか』祥伝社

若き日のイエス・キリストが修行したと考えられているエッセネ派・・・・・

ヨハネの名が冠された文書には共通点がある。過剰なほどの神秘主義。

カトリックという教団は、神秘主義を弾圧した。神父の言うことだけを信じよ、というのがカトリックだ。

はっきり言って、カトリックは聖書を民衆から遠ざけていた。

カトリックは民衆に、ものを考えないほうが幸福になれると説いた。

ダ・ヴィンチは神秘主義者だった。彼がシオン修道会という秘密結社の総長であったこと・・・・・

イエスの活動と処刑は、どこにでもあるような些末な事件として、ヨセフスによって完全に無視されてしまったのだろう。そのヨセフスが、パプテスマのヨハネについては、広い地域で信者を集めている教団の指導者として、歴史にその名を記している。

ニュートンは、「プリンキピア」を世に出した直後に、三位一体を否定する論文を書いている。

 

福田和也『大丈夫な日本』文春新書

第一次世界大戦前にはスポーツに熱狂するという文化はなかった・・・・・

ルイス・フロイスは、秀吉の朝鮮出兵の意味を、豊臣政権に反旗をひるがえす可能性のあるものを、すべて彼の地へ送り出すことだった、とその手紙のなかで断言しています。

同書には、民族間の大虐殺がおこなわれたルワンダの問題も、人口圧力と人為的な環境破壊が遠因としてあげられているのですが、・・・・・

孟子は、仁政をせず大義を踏みはずした君主は倒されてもしかたがない、という革命思想のもち主でしたから、・・・・・

吉田松陰の革命原理も孟子からきています。

小林一茶が本居宣長の愛読者だったことを、・・・・・

第一次世界大戦の、本当の原因はふたつ。ナショナリズムと経済覇権です。

第一次世界大戦以前の戦争というものは、一部のプロがやるものでした。

シェイクスピアの歴史劇のほとんどが百年戦争とその延長である薔薇戦争をテーマにしています。

 

出口治明『「全世界史」講義 教養に効く!人類5000年史 近世・近現代編』新潮社

孟子の易姓革命の理論が・・・・・

明は交易を禁止している国ですから、・・・・・

東洋と西洋という言葉は、鄭和艦隊が使った言葉です。

修道院があると、そこには信仰を隠れ蓑にして、働かず、戦争にも行かず、国家に貢献しない人が寄生してしまう。

マックス・ヴェーバーは、このカルヴァン主義こそが資本主義を発達させたものであると考え、『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(1904)を著しています。

予定説は、教会の権威を重んじるローマ教会が嫌悪する考え方です。

バークの考え方を平たく言ってしまえば、人間はアホだということです。人間はそれほど賢くないのだから理性(人間のアタマ)で考え出したものには信が置けない。信が置けるのは、人間が過去にやってきたことでうまくいっていることや、経験に裏づけられて、マーケット(市場)で評価されたことだけである。うまくいっているものは、そのまま残せばいい、という考え方です。

産業革命が、インドのまねをすることから始まったからです。

ラッダイト運動・・・・・これは産業革命に対する一種の反動で、機械その他の工場財産を破壊し、それを威嚇の手段として労働条件の改善を求める運動でした。

クリミア戦争は近代戦の幕開けともいわれており、ジャーナリズムに煽られた世論が戦争を引き起こし、また勝敗を決したのは戦場鉄道でした(物量戦)。

民族自決・・・・・それぞれの民族は政治的に独立し、みずからの政府を持つ権利を有するという原則です。

スターリンはヒトラーに勝るとも劣らない残酷な人柄でしたが、ビジネス感覚はすぐれていました。イデオロギーより利益優先の人でした。

勝てそうな戦争には後から参加する、負けそうになったら早めに降りる。イタリアは、伝統的にこのあたりのセンスが抜群です。

 

ヤマザキマリ『ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論』集英社新書

中世という、文化的・精神的な価値が見失われていた暗闇のような時代の中にあって、・・・・・

ルネサンスは、なぜフィレンツェで大きく花開いたのでしょう。

日本の漫画文化が持っている原動力の起源は浮世絵にあると私は考えています。

当時における芸術の最大のパトロンはヴァチカンの教皇庁でした。

誰もが楽しめる芸術作品には必ず、「ユーモア」「色気」「神秘性」のどれかがあります。

「盛期ルネサンス」に続く時代は、「後期ルネサンス」あるいは「マニエリスム」の時代と呼ばれます。

ルネサンス美術には、「ルネサンス様式」と呼ばれるような、統一的な様式はありませんでした。

とくに数学と文学において、イスラム世界は卓越していました。

『ロミオとジュリエット』は、ルネサンスの時代を通じて続いた教皇と皇帝の対立という政治状況と、そのもとでの個人と家の葛藤の中で生まれてきたものでした。

ルネサンスは「神が中心」から「人間が中心」という考え方に変わった時代なので、・・・・・

 

島田裕巳『天皇と憲法 皇室典範をどう変えるか』朝日新書

無教会派のクリスチャンで政治学者の南原繁は、・・・・・

悠仁親王は皇太子の家に生まれたわけではなく、将来天皇になることを前提に育てられているわけではない。

憲法十七条は、あくまで役人を対象としたもので、役人の行動上の原則を定めたものであると見ることができる。

万世一系ということばを作ったのは岩倉具視であり、・・・・・

天皇が神と等しい存在であることがとくに強調されるようになるのは、この『国体の本義』が刊行されてからのことである。

もともと華族は国家から財政的な援助を受けていたわけではないので、・・・・・

大日本帝国憲法には陸海軍についての規定がないわけだから、・・・・・

皇族でも、女子には皇籍を離脱する道が開かれている。

 

内藤正典『限界の現代史 イスラームが破壊する欺瞞の世界秩序』集英社新書

ヨーロッパという、本来、人権や民主主義や自由を重視するはずの国で、保護されるべき「難民」の人たちの属性が「不法移民」という形にすり替えられ、まるで、自由も民主主義も人権も考慮する価値がないかのような存在として扱われようとしているのです。

オランダはアメリカへの移民が多いという歴史的な背景もあり、・・・・・

イスラームでは本来、他者の信仰が正しいか間違っているかを人間が決めることはできません。

「啓蒙」とは「くらきをあつらむ」つまり「暗い世界を理性の光で照らす」というのがその語源です。

ムスリムたちが本当に必要としているのは、イスラームの道徳をわきまえない為政者に仕える御用イマーム(イスラーム指導者)ではなく、西欧的な主権国家の思惑というものを忖度せず、純粋にイスラームの立場に立って「何が正しく、何が邪悪なのか」ということを宣言できるリーダー≒カリフの存在がもたらす秩序だからです。

カリフ制はトルコ共和国成立の翌年一九二四年に廃止されています。

そのアサドを軍事的に支え続けたのはロシア、イランで、反政府勢力のバックにはトルコ、クルドのバックにはアメリカがいます。

ユネスコの精神というのは戦争の惨禍を二度と繰り返さないために教育や文化を大切にすることを訴えるものです。

コンテラルダメージ(副次的な犠牲)

国連がなぜ役に立たないかというのは、そういう主権国家の集合体だからです。

トルコは、中東においてオスマン帝国以来、高度な行政システムをもつ限られた国です。

軍というのは文民による統制ができなくなると、必ず、自律的、つまり軍隊という強固な組織の中でしか通用しない行動原理で動き始めます。

 

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