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2020年12月21日 (月)

内藤正典『限界の現代史 イスラームが破壊する欺瞞の世界秩序』集英社新書

ヨーロッパという、本来、人権や民主主義や自由を重視するはずの国で、保護されるべき「難民」の人たちの属性が「不法移民」という形にすり替えられ、まるで、自由も民主主義も人権も考慮する価値がないかのような存在として扱われようとしているのです。

オランダはアメリカへの移民が多いという歴史的な背景もあり、・・・・・

イスラームでは本来、他者の信仰が正しいか間違っているかを人間が決めることはできません。

「啓蒙」とは「くらきをあつらむ」つまり「暗い世界を理性の光で照らす」というのがその語源です。

ムスリムたちが本当に必要としているのは、イスラームの道徳をわきまえない為政者に仕える御用イマーム(イスラーム指導者)ではなく、西欧的な主権国家の思惑というものを忖度せず、純粋にイスラームの立場に立って「何が正しく、何が邪悪なのか」ということを宣言できるリーダー≒カリフの存在がもたらす秩序だからです。

カリフ制はトルコ共和国成立の翌年一九二四年に廃止されています。

そのアサドを軍事的に支え続けたのはロシア、イランで、反政府勢力のバックにはトルコ、クルドのバックにはアメリカがいます。

ユネスコの精神というのは戦争の惨禍を二度と繰り返さないために教育や文化を大切にすることを訴えるものです。

コンテラルダメージ(副次的な犠牲)

国連がなぜ役に立たないかというのは、そういう主権国家の集合体だからです。

トルコは、中東においてオスマン帝国以来、高度な行政システムをもつ限られた国です。

軍というのは文民による統制ができなくなると、必ず、自律的、つまり軍隊という強固な組織の中でしか通用しない行動原理で動き始めます。

 

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