ロバート・グリーン他『権力に翻弄されないための48の法則 上』角川書店
愛想を見せながらも抜け目なく、民主的に振る舞いながらも狡猾に立ちまわることが肝要なのである。
誰一人として心から信用してはならない。友人も恋人も含めて、全員を観察せよ。
主人より目立ってはならない。
世間では有名な肉体的欠点を、いちはやく教えてくれるのは敵であって、友や家族ではない。
凄腕の詐欺師は、まったく平凡で目立たない外見を装い、人に特別な印象を与えないようにする。
世界はだまされたがっている(キルケゴール)。
部下よりも先に口を開いてはならない。こちらが黙っていれば、相手は急いで話しかけてくる。
道化師はばかな真似をしているが、実は自分が王よりも賢いことを知っている。
いったん評判が固まれば、とくに精力をつぎこまなくとも、存在感はおのずと増し、実際以上のパワーがあるように見えてくる。ロンメル。
カザノヴァの力を噂に聞いていた女たちは、大いに好奇心をかきたてられ、彼がこれほど情事に成功している秘訣をぜひ自分の目でたしかめたくなったのである。
すべては外見で判断される。
注目を集めることにまさるものはない。
他人がやってくれることを自分でやるものではない。
財産を築く最短で最善の方法は、こちらの便宜をはかることがそちらの利益につながるのだと、人に明確にわからせることである。
完全な勝利を最終目標とすることは近代戦の鉄則であり、・・・・・
17世紀フランスの高級娼婦ニノン・ド・ランクロは、つねに恋人の前から姿を消すふりをつづけろとすすめている。
グレタ・ガルボ・・・・・引退は早すぎるという声もあったが、賢明な彼女は観客に飽きられるのを待つよりも、自分の価値があるうちに去ることを選んだのだった。
どんな組織でもかならず一つの小さなグループが鍵を握っている。そして多くの場合、それを握るのは肩書きをもたない者たちである。・・・・・誰がその場を取り仕切っているかを見きわめ、現場の裏で実際に操っている人物を見つけなければならない。
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