石原秀登『実例指南 必勝社長学』リサーチ出版
会社は社長次第でどうにでもなる。会社が伸びるのも、会社が衰退して倒産するのも、すべて社長次第だ。
社長は、自分の会社を外部観察者の目で見てはならない。
技術主体の「作る」ことのみに目が向けられた「製品」であったりする。「商品」と「製品」とは違うのである。
スペシャリスト経営者は会社を危なくする公算大である。
会社というものは、生き残るか、それともつぶれるか、どちらかの方向を向いている。その中間というのは、理屈では考えられても実際にはない。
決定するのはあくまでも社長だ。
企業の社会性は、儲けや利益を通してのみ実現されることを知らねばならない。
人材・設備・資金は、会社の資源であって、経営そのものを支える柱ではない。
真に社会性のある会社は、儲ける会社と一致するのである。
達成率よりも「未達率」が問題なのだ。
収益を高めていくには、売上高や生産高を高めていくことが大切なのではない。付加価値(限界利益)の増大こそ重要なのである。
〝正しい多角化〟とは、全く関係のない分野に手を出すことではなく、あくまでも本業の持つ能力(技術・設備等)を生かし、関連商品を開発して他の業界に進出することなのだ。つまり、自社の技術と能力を専門化し、市場を多角化することなのである。
価格は、原価で決まるのではなく、商品価値と顧客との関係で決まる
従業員は多少の不平不満があっても、社長が経営に専心する態度、会社の将来を築く姿勢に触れてこそ、意欲を持って働くのだ。
会社の最も大切な部分は何かというと、それは商品開発と販売である。
出すものも出さないで、誰がすすんで協力をするものか。
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