加護野忠男・吉村典久編『1からの経営学【第2版】』中央経済社
このガバナンスとは、経営者がなす企業経営上の決定よりも上位になる概念である。
・・・・・経営学が経済学ほど体系化されていないからである。
「モノ」による捉え方は、時として、顧客が本当に求めているものを見失わせてしまうおそれがある。
「そもそも自社は顧客に対しどのような『価値』を提供しているのか」という視点から事業を捉えることが重要になってくる。
5つの競争要因・・・・・簡単に言えば、「同業者との競争が激しい上に、新参者がどんどん入ってくる。なおかつ自社の提供している製品やサービスの代わりになるものはたくさんある。くわえて、自社よりも顧客や納入業者の方が立場が強い」、こうした傾向が強ければ強いほど、その業界での競争は激しいものとなり、儲かりにくい業界になるということである。
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