木山泰嗣『教養としての「税法」入門』日本実業出版社
控訴審の東京高裁は保守的な傾向があります。裁判官としても出世コースを歩むエリートたちが裁判長をやっていますので、結論としては国が負けにくい、保守的な判断が出やすいのです。
マグナ・カルタは、国王(国家)から国民が課税権を奪った歴史の始まりとして語られます。
国家のあり方として、国民への干渉を極力避けるべきとの考え方(自由主義)に基づく国家を「夜警国家」といいますが、現代は、国家が国民への福祉サービスを提供すべきという考え方(福祉主義)に基づく福祉国家の時代になっています。
こうした枝番号もふくめて条文の数を数えると、じつは地方税法の条文数が日本の法律のなかで一番多いといわれています。地方税法は、国税であればさまざまな法律に分けて規定されている内容をすべてまとめて1本の法律で規定している点に、特徴があります。
« 木山泰嗣『超入門 コンパクト租税法』中央経済社 | トップページ | 紺乃一郎『小さな資本で起業して10年経った経営者が考えてみた3つのこと』ダイヤモンド社 »
「税法」カテゴリの記事
- 木山泰嗣『教養としての「税法」入門』日本実業出版社(2022.02.28)
- 志賀櫻『タックス・オブザーバー 当局は税法を理解しているのか』エヌピー新書(2019.10.05)
- 深見浩一郎『巨大企業は税金から逃げきれるか? パナマ文書以後の国際租税回避』光文社新書(2018.09.30)
- 上田二郎『国税局査察部24時』講談社現代新書(2017.08.04)
- 大谷英暉『消費税の歴史と問題点を読み解く』幻冬舎ルネッサンス新書(2017.04.24)
« 木山泰嗣『超入門 コンパクト租税法』中央経済社 | トップページ | 紺乃一郎『小さな資本で起業して10年経った経営者が考えてみた3つのこと』ダイヤモンド社 »
コメント