水口健次・増客戦略研究所編『増客実例集』日本経営合理化協会出版局
成熟下の不況というのは、売り手だけ不況なのである。
売上と利益が下るということは、世の中に要らない会社になるということにほかならない。
売上と利益が下るということは、若い社員のチャンスを殺してしまったことになる。売上と利益が上っているとき、しかも、事業の構成が変っていくとき、そのときに若い世代は元気になるのである。年とった社員の方が上手にやれる仕事しかない会社で、若い社員が能力を発揮するわけはない。
「値段で取った客は値段で取られる」からである。価格は、信用と信頼の根拠にならないからである。
「店があるから人がくる」のはもうウソなのである。いまは、「人がくるから人がくる」のである。
小売店が減ったから生活に困った、という消費者に出会ったことがない。
商品とサービスは、お客さまが金を払う理由である。
« 一倉定『あなたの会社は原価計算で損をする〈復刻版〉 原価を“経理の塔”から引っぱり出し、広く大衆のものにする方法論』日経BP | トップページ | 関眞興『30の戦いからよむ世界史 上』日経ビジネス人文庫 »
「マーケティング」カテゴリの記事
- 白神義夫『定本 華僑に学ぶ100ヵ条。』三樹書房(2024.03.12)
- 酒井光雄編著『全史×成功事例で読む「マーケティング」大全』かんき出版(2024.01.20)
- 宇井義行『◆決定版◆ 飲食店の店長&経営者 これができなければ務まらない』こう書房(2023.08.23)
- 宇井義行『決定版 小さな飲食店で大成功する法 新装・改装・新規開店ー儲けの決め手!』こう書房(2023.07.31)
- 竹田陽一・栢野克己『新版 小さな会社☆儲けのルール ランチェスター経営7つの成功戦略』フォレスト出版(2023.05.06)
« 一倉定『あなたの会社は原価計算で損をする〈復刻版〉 原価を“経理の塔”から引っぱり出し、広く大衆のものにする方法論』日経BP | トップページ | 関眞興『30の戦いからよむ世界史 上』日経ビジネス人文庫 »
コメント