冨山和彦・田原総一朗『新L型経済 コロナ後の日本を立て直す』角川新書
地方では働き手が不足しており、潜在的な仕事のニーズはずっと存在している。
人間が顔を突き合わせてやっていかざるを得ない仕事は、ローカルの現場に最後まで残っている。
東京一極集中の弱点はコロナ禍で明らかになった。人口密度と流行は明らかに関係している。
介護や保育をリモートにすることはできません。
補助金頼みで延命した企業は、常に補助金がないと食えないビジネスモデルを作ってしまいがちになることです。
L型のほうがその先の日本の経済成長の上でも伸び代がはるかに大きい。
サービスをつくらないと人が来ない、じゃないんだ。人がいればおのずとサービスが生まれるわけだ。
角栄は均衡を重んじたからこそ、地方、特に裏日本に道路を通すことが大事だと考えていた。
地方に分配を続けることで地方は地方で生産性を上げる努力をしなくなってしまうことにあります。
EBITDAが高いというのは、すなわち設備投資力があるということですから、・・・・・
ゾンビ企業というのは、具体的には、返しきれないほどの借金を抱えていて、その借金をどう考えても本業では返せませんという状態になっている会社のことを指します。
つまり自社の強みを磨き深めていくことと、自分たちにはできていない新しいこと、新しい能力を探して取り込んでいくこととのバランスを取っていないといけない。
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