井上達夫『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください 井上達夫の法哲学入門』毎日新聞出版
自由市場経済中心主義と小さい政府を唱道する立場がリベラルと思われた時代もありましたが、今はこの立場は「リバタリアン」と呼ばれている。
国歌・国旗問題・・・・・制裁をちらつかせて強制することに反対しているのであって、・・・・・
アメリカは、自分が侵略した他国に対し、謝罪なんかしませんよ。
戦争政策は、国防軍もナチと一緒にやっているわけです。
パターナリズムというのは、父権的干渉主義とも訳されますが、・・・・・
民主主義の存在理由は何かというと、われわれが自分たちの愚行や失敗を教訓として学習する政治プロセスを、民主主義が提供してくれるということですね。完璧に頼れる人などどこにもいないが、愚者が自分の失敗から学んで成長することはできる。そのための政治プロセスが民主主義だ、と。
福田歓一先生が言うのは、政治学の基本概念はすべて古典・古代のギリシャ、ローマにある、と。ただ、二つだけが近代に出てきた。それが主権と人権だ。だから主権と人権は、近代になってカップリングして生まれたんです。
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