鈴木貴博『日本経済予言の書 2020年代、不安な未来の読み解き方』PHPビジネス新書
ひとりで何人もの濃厚接触者に感染を引き起こす「スーパースプレッダー」・・・・・
一般論でいえば企業というものは、一定の内部留保の蓄えがあったとしても3か月活動が止まると危機的な状況に陥るものです。
オーナー経営者企業には大きな弱点があります。多角化、つまり本業以外の事業分野への進出では苦戦することが多いのです。
実用段階に入った新しいテクノロジーによって10年後に消滅する製品は高い確度で予測できるということです。
10年後の2030年頃には電気自動車が自動車産業の主役へと躍り出ることが予想できます。
これまで業界の外から他の会社が自動車業界に参入してこなかった最大の要因は、エンジンの開発に高い技術力がいるからです。・・・・・ところが電気自動車はエンジンを必要としないうえに、ガソリン車と比べて部品点数が驚くほど少ない。
日本車は新商品が誕生したとたんに過去の製品が陳腐化するスタンドアローンの設計思想で開発されている。
その変化の中でなぜトヨタが衰退すると決まっているのでしょうか。最大の根拠はトヨタが戦略的な資源配分をできない会社だからです。
2040年頃には地球の平均気温が2度上昇する・・・・・
問題の本質は、アメリカや中国に比べて日本企業のデジタルトランスフォーメーションが絶望的に遅れているということです。
« フィリップ・コトラー『「公共の利益」ための思想と実践 企業・政府・非営利団体の戦略』ミネルヴァ書房 | トップページ | 青木雄二『青木雄二の「ゼニ儲け」全部教えよう 目からウロコのナニワ流金満リッチ道』成美文庫 »
「経済学」カテゴリの記事
- 野口悠紀雄『2040年の日本』幻冬舎新書(2024.01.15)
- 蟹江憲史『SDGs(持続可能な開発目標)』中公新書(2023.02.21)
- 青木雄二『ボロ儲け経済学 ゼニのカラクリ明かします』知恵の森文庫(2023.02.21)
- 池上彰『高校生からわかる「資本論」 [池上彰の講義の時間』集英社文庫(2023.02.08)
- 大竹文雄『行動経済学の処方箋 働き方から日常生活の悩みまで』中公新書(2023.02.04)
« フィリップ・コトラー『「公共の利益」ための思想と実践 企業・政府・非営利団体の戦略』ミネルヴァ書房 | トップページ | 青木雄二『青木雄二の「ゼニ儲け」全部教えよう 目からウロコのナニワ流金満リッチ道』成美文庫 »
コメント