赤土亮二『飲食店成功のコツ』柴田書店
飲食業の一つの特性の中に、荒利率が高いという特性がある。
不況になれば、一番先にそのあおりをくうのが夜の世界で、・・・・・
他店にちょっとではあるが差をつけている店が多いのである。つまり、一味違う何かをそなえた店が必ずはやっているのである。
飲食店経営は、サイドビジネスでできる程甘い商売ではない。やる以上は、それにすべてを打込むべきである。
安くても、センスのよいものが数多くあるということを忘れないでもらいたい。
繁盛している店を見てみるとよい。そのほとんどの店が、客に強くアッピールするレタリングを持っていることが発見されるはずである。
客がそのメニューを見たとき、そのメニューが腕のよいセールスマンになっているか否かが、また問題なのである。
人材というものは、時間をかけて育成する。それが本来の姿なのである。したがって、「人材は求めるものではない。育てるものである」ということを忘れてはいけない。
サービスというのは、店で決めるものなのである。
毎日同じことができる。これがサービスの基本原則なのである。
いつのまにかきて、いつのまにか帰れる。しかもその間不都合なこともなかった代わりに、とりたてて、よいといわれるところもない。
常に均質化しているということの方が大事なのである。
見えないところ、普通ならさわられないところも清掃しよう。
店と客、この間には暗黙のうちに交わされた約束が一つある。それは、営業日と営業時間なのである。いつが休みで、その他は何時~何時までは必ず営業している。これが客との約束なのである。これが守れないようであれば、あなたの店は、決して繁盛しない。
店頭、そこは店全体を判断されるところである。きれいにしておくのが当り前である。
店の傾向を早くつかむ。
常に安定した、一定の味をだす。これは飲食店としての絶対条件なのである。
一人の客を失うことは、一〇人の客を失うのと同じだ。
女性は、良きにつけ悪しきにつけ、口コミをやってくれるのだ。
親は子に弱い。
その店が、・・・・・どうして繁盛しているのかが解らないでは、あなたの店は繁盛店にはなれない。
遊びのスペースがないかを探して、フルに活用してほしいものだ。
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