一倉定『あなたの会社は原価計算で損をする〈復刻版〉 原価を“経理の塔”から引っぱり出し、広く大衆のものにする方法論』日経BP
製造原価の原因は全部製造固定費である。
ナゾとカラクリの正体は、“間接費の割掛け”という、全部原価計算の原則そのものにあるのだ。
全部原価というのはよそ行きの晴れ着なのであって、・・・・・
なぜならば、製品が売れてこそ固定費の割掛けがそのとおり実現するのであって、売れないうちは“未発生”であるからだ。
要はそれらの値がどのような傾向をとっているのかということなのである。
整とんとは
- 物の置き所を決める
- 物の置き方を決める
これからの経営は、産出高−投入高=生産価値 という考え方でなければならないはず、そしてこれの極大化をはかることこそ、経営者の最大最終の任務なのであって、これのみが企業を存続させる原動力であり、社会に対する貢献でもあるからである。すなわち、生産性は企業体の自己および社会に対する責任を表わすものである。そして、その生産性増大を実現するものこそ人間であり、人間以外の何者でもないのだ。
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