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経済学

2021年12月 9日 (木)

猪木武徳『経済社会の学び方 健全な懐疑の目を養う』中公新書

そしてほとんどの重要な問題には、その前提となる社会の「文法」を先人の知識から学び、分析に必要な技術や技能を少しずつ積み重ねていくことが要求される。

制度やルールについては、理念を述べた文書が少なくない。法律にもその理念や目的が冒頭に掲げられている。しかしその法律が実際にその理念や目的の文言通りに運用されているという保証はない。社会研究にとって重要なのは、「実際にいかに運用されていたのか」という点であって、書かれた理念や目的を、実証的な分析にそのまま使うことはできない。

つまり、自分にとって最善と思う選択ができない状況でとられた行動の生み出したGDPという集計量に、どれほどの経済福祉的な意味があるのかという問いを避けては通れないのだ。

時間がかかるように見えるが回り道をし、「積み上げて」いかないと、よい結果を手にすることはできないという点で、あらゆる学問の根本は同じなのだ。

しかし「資本」という基本用語の用い方が、研究者によって異なる点は注意を要する。

中国が自由貿易を主張し、米国が保護主義に出る。それはこれまでの覇権国の相対的地位の後退が、その国の国際経済秩序から離反させる可能性をしめしているといえよう。

ウェーバーも、『社会主義』論の中で、『共産党宣言』が予言的文書であることを指摘している。

2021年11月21日 (日)

鈴木貴博『日本経済予言の書 2020年代、不安な未来の読み解き方』PHPビジネス新書

ひとりで何人もの濃厚接触者に感染を引き起こす「スーパースプレッダー」・・・・・

一般論でいえば企業というものは、一定の内部留保の蓄えがあったとしても3か月活動が止まると危機的な状況に陥るものです。

オーナー経営者企業には大きな弱点があります。多角化、つまり本業以外の事業分野への進出では苦戦することが多いのです。

実用段階に入った新しいテクノロジーによって10年後に消滅する製品は高い確度で予測できるということです。

2040年頃には地球の平均気温が2度上昇する・・・・・

2021年10月20日 (水)

青木雄二『ゼニの幸福論』角川春樹事務所

働く者は儲けず、儲ける者は働かない。

ゼニは、ゼニのあるところに集まる。

経済的に貧困な人間には、貧困な精神しかやどらないということや。

唯物論を知らないと、人間は、幸福は神様がくれるものだーと、考えてしまう。

 

青木雄二『ナニワ錬金術 唯物論』徳間書店

今の世の中は現ナマ持っとるヤツが最強者や!

ドストエフスキーの「罪と罰」を読んでわしが深く感じたのは、寒い国の人間ちゅうのは、頭脳が明晰で精神が研ぎ澄まされてるということや。

世界は矛盾するものの絶えざる対立、闘争によって古いものは消滅し、新しいものが生成されていくとマルクスは言うているのや。

けど忘れたらあかんのは、労働組合というのは、マルクス・エンゲルスの贈り物やぞということや。

NHkの昼下がりの中継番組で、和気あいあいとした田舎の風景を写しとるけど、あれはウソでっせ。実際、田舎に住んでみたらようわかりまんがな。

ホンマ、日本人というのは、ムラ社会の仲間どうしでしか生きられん情けない動物なんや。

 

2021年10月 4日 (月)

橋本卓典『金融排除 地銀・信金信組が口を閉ざす不都合な真実』幻冬舎新書

米国やドイツに比べ、人口対比、国内総生産(GDP)対比では、日本の方が金融機関の数が圧倒的に少ない。

米国では、事業者が一つの金融機関とだけ取引する「一行取引」が主流である。

日銀は大規模金融緩和で、銀行、信金から国債などを買い取って、お金を渡し、世の中にお金を行き渡らせようとしている。

ビジネスモデルなき規模追求型の再編は、結局は経費(あるいは見えない時間、労力のコスト)を生み、収益力である総資金利ざやを圧迫していく。

第二地銀の前身は相互銀行だ。

クレドとは、誰か一人が決めて、従業員が従っていくというものでは本来ない。多くの共感を集めたエピソードを蓄積していくことで、いつしかそれらのエキスが結晶化したものがクレドであるはずだ。

2020年12月22日 (火)

大前研一『21世紀維新 栄える国と人のかたち』文春新書

カリスマ的リーダーとは、言葉は悪いが、つねにペテン師的要素を持ち合わせている。新興宗教の教祖的要素がなければ、異なる集団をまとめるこうした仕事はできないからである。

インドではつねに、富の分配を主張する人が勝ち、富の創造を主張する人が敗れてきた。

アメリカには州単位の自由があり、州単位で世界経済が呼び込める。これは地方分権ではなく地方自治権だからこそ、である。

ヨーロッパの主要国はすべて、中道左派政権が政治を掌握しているのだから、・・・

「マーストリヒト」が「ユーロ」にまでこぎ着けることが出来たのは、主としてこのドイツの意志のお蔭といっていい。

 

2020年9月12日 (土)

栗本慎一郎『ニッポンの終焉 2001年への最後の選択』講談社文庫

ひとたび世界文明史のひのき舞台を踏み、そこから降りた地域は再び繁栄することはない、という冷酷な法則である。

地球上の有力な文明は、なんとほぼ同じ時期に興隆し、同じ時期に衰亡していることになるのだ。

情報の蓄積と情報の体系的伝達、これが文明の条件であることをよく覚えておいてほしい。

法則的に見れば、同じ地で二度起きたことはもはや三度は起きないというべきである。

文明とは、良質の情報が蓄積されている状態である。

最新の研究によれば、分裂病はむしろ遺伝的かつ体質的な病であり、・・・・・

太平洋戦争でアメリカに負けたのは、物量だけの問題ではない。・・・・・頭でもしっかり負けていることを忘れてはいけない。

日本では、構造的に意図的な噂を作れるからである。とくに、主婦層がこれに弱い。弱すぎるほど弱い。

日本のマスコミは、今日徹底的に低次元な大衆迎合主義を長年にわたって続けている。

2020年8月31日 (月)

島田裕巳『金融恐慌とユダヤ・キリスト教』文春新書

オウム真理教も、インドの後期密教に忠実であろうとする点で仏教原理主義の傾向を持っていた。

ユダヤ・キリスト教の信仰の核心には、終末論が存在している。

アメリカは、ヨーロッパで迫害にあったピュウリタン(清教徒)が新大陸に逃れてきたところからその歴史がはじまっており、・・・・・

中世のキリスト教社会においては、競争ということが宗教的に戒められていた。

ヒュームの主張は神の存在を否定する無神論と見なされ、・・・・・

国家の産業として商業を重視する「重商主義」・・・・・

 

2020年3月22日 (日)

池田信夫『今さら聞けない経営教室』東洋経済新報社

景気がよくなると、インフレになるのは本当です。

インフレで増えるのは名目の売り上げですから、・・・・

インフレ予想を作り出そうというのが量的緩和です。

デフレと呼ばれる現象の実態は、中国からの輸入とITの技術革新による相対価格の低下なのです。

お金が増えると物価が上がるというのは貨幣数量説という理論で、・・・

マネタリーベース((日銀の発行するお金の量)

「リフレ理論」によれば、日銀がお札をどんどん発行すると物価が上がって景気がよくなるはずでしたが、・・・

・・・・・こんな状態になっても国債を発行できるのは、国の借金は最後は増税で返せるからです。

 

2019年9月26日 (木)

細川昌彦『暴走トランプと独裁の習近平に、どう立ち向かうか?』光文社新書

米国は乗用車で2.5%、ライトトラックで25%の関税をかけており、これを死守しようとしているのだ。

ビッグスリーの儲け頭であるピックアップトラック、SUVなどには、「ライトトラック」として25%の関税がかけられている。乗用車では収益を上げられないビッグスリーにとってこれを死守することは死活問題だ。驚くことに米国は50年以上も前からこの高関税を譲らない長い歴史がある。

米国は日本からの関税引き下げ要求をかわすために、日本市場の閉鎖性をわざと言い続けているという本質を見抜かなければならない。

相手国は、別格の中国を除いて、米国の貿易赤字の相手国である日本、欧州、韓国、カナダ、メキシコなどだ。

代表的な中国の民間巨大企業が、3大ネット企業のバイドゥ、アリババ、テンセントだ。これらの3社は頭文字をとって「BAT」と呼ばれている。

企業価値が10億ドルを超える未上場企業を「ユニコーン」と呼ぶが、・・・・・

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