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宗教

2020年12月22日 (火)

中田考『イスラーム 生と死と聖戦』集英社新書

ムスリムになるには、アッラーを信ずることだけで十分なのです。

イスラームの教えでは、自殺は永遠に火獄で焼かれるほどの大罪です。

ムスリム同士の戦闘はそもそもジハードにはなりません。

「なぜ人を殺してはいけないのか?」という問いに対しては、それは神が創った法だからだとしか言いようがありません。

アッラーは慈悲深いので、善のほうをたくさん勘定してくれるのです。

いくつか例外はありますけれども、基本的には、ムスリムにとってジハードで死ぬことはいちばんよい死に方だとされています。

 

2020年12月21日 (月)

中田考『イスラーム入門 文明の共存を考えるための99の扉』集英社新書

イスラームの教えで最初に知るべきことは、イスラームを教えることができるのは預言者ムハンマドだけだということです。

イスラームの完全な理解は預言者ムハンマドだけにしかありえません。

神と人間の間を仲介する存在を認めないスンナ派の考えでは、預言者ムハンマド以降には神からの新たな啓示を伝える使徒や無謬の聖者は存在しません。

神の助けなしに何かができると思うのは人間の思い上がりです。

イスラーム法は子供の玩具であれば人形を合法化しています。

カアバ神殿・・・内部ではどこを向いて礼拝しても構わない

イスラームはムハンマドが開いた宗教ではなく、アーダム以来の預言者の教えです。

イスラームの教えでは、審判は復活の日の最後の審判の一回だけだということです。

イスラーム法は属人法であり、異教徒には課されませんが、・・・・・

イスラーム法は属人法であり、居住地のいかんにかかわらず全てのムスリムに遵守が課されます。

 

三田誠広『ダ・ヴィンチの謎 ニュートンの奇跡 ―「神の原理」はいかに解明されてきたか』祥伝社

若き日のイエス・キリストが修行したと考えられているエッセネ派・・・・・

ヨハネの名が冠された文書には共通点がある。過剰なほどの神秘主義。

カトリックという教団は、神秘主義を弾圧した。神父の言うことだけを信じよ、というのがカトリックだ。

はっきり言って、カトリックは聖書を民衆から遠ざけていた。

カトリックは民衆に、ものを考えないほうが幸福になれると説いた。

ダ・ヴィンチは神秘主義者だった。彼がシオン修道会という秘密結社の総長であったこと・・・・・

イエスの活動と処刑は、どこにでもあるような些末な事件として、ヨセフスによって完全に無視されてしまったのだろう。そのヨセフスが、パプテスマのヨハネについては、広い地域で信者を集めている教団の指導者として、歴史にその名を記している。

ニュートンは、「プリンキピア」を世に出した直後に、三位一体を否定する論文を書いている。

 

内藤正典『限界の現代史 イスラームが破壊する欺瞞の世界秩序』集英社新書

ヨーロッパという、本来、人権や民主主義や自由を重視するはずの国で、保護されるべき「難民」の人たちの属性が「不法移民」という形にすり替えられ、まるで、自由も民主主義も人権も考慮する価値がないかのような存在として扱われようとしているのです。

オランダはアメリカへの移民が多いという歴史的な背景もあり、・・・・・

イスラームでは本来、他者の信仰が正しいか間違っているかを人間が決めることはできません。

「啓蒙」とは「くらきをあつらむ」つまり「暗い世界を理性の光で照らす」というのがその語源です。

ムスリムたちが本当に必要としているのは、イスラームの道徳をわきまえない為政者に仕える御用イマーム(イスラーム指導者)ではなく、西欧的な主権国家の思惑というものを忖度せず、純粋にイスラームの立場に立って「何が正しく、何が邪悪なのか」ということを宣言できるリーダー≒カリフの存在がもたらす秩序だからです。

カリフ制はトルコ共和国成立の翌年一九二四年に廃止されています。

そのアサドを軍事的に支え続けたのはロシア、イランで、反政府勢力のバックにはトルコ、クルドのバックにはアメリカがいます。

ユネスコの精神というのは戦争の惨禍を二度と繰り返さないために教育や文化を大切にすることを訴えるものです。

コンテラルダメージ(副次的な犠牲)

国連がなぜ役に立たないかというのは、そういう主権国家の集合体だからです。

トルコは、中東においてオスマン帝国以来、高度な行政システムをもつ限られた国です。

軍というのは文民による統制ができなくなると、必ず、自律的、つまり軍隊という強固な組織の中でしか通用しない行動原理で動き始めます。

 

2020年8月 9日 (日)

阿満利麿『宗教の深層 聖なるものへの衝動』ちくま学芸文庫

沖縄には仏教が土着していない。仏教が入る前の日本人の宗教意識が生きている。

増田勝実によると、日本の古代律令制では、立春から秋分までの間は、原則として死刑が執行されないことになっていた。

トーテミズムとは、部族や氏族が、特定の動物(植物・鉱物であることもある)を自分たちの血縁とみなし、その動物を神聖視することである。

レヴィ=ストロースは、ジャン=ジャック=ルソーを、人類学の先駆者として評価しているが、・・・・・

日本の神は、不浄や穢れをきらう。

「世俗化」とは、本来の宗教がもっていた超越性や彼岸性を否定し、此岸性や現世主義を強調する、ある種の宗教意識である。

法然は、・・・・・人間とは煩悩的存在であることを当然の前提とした。人間には、自らの力でどうすることもできない欲望がうずまいていることを、率直にみとめた。

法然にあっては、煩悩は、目鼻と同じように、本来、人間に備わっているものである。我が力で、我が煩悩を、思いのままにできるとするのは、人間の思いあがりである。

天照大御神は、決して全智全能の神ではなく、悪神の荒れ狂うときは無力である。

浄土真宗にあっては、修行は意味をもたない。修行には、なんらの救済上の役割は期待されていない。むしろ、他力の信心を妨げる雑行として否定されている。

 

2020年8月 6日 (木)

中田考『イスラーム 生と死と聖戦』集英社新書

イスラームの教えでは、自殺は永遠に火獄で焼かれるほどの大罪です。

イスラーム法とは何か。あえて一言でいえば、それは「神の定めた掟」です。

アッラーは慈悲深いので、善のほうをたくさん勘定してくれるのです。

巡礼に行くことによって、これまでのすべての罪がなくなってしまうとされています。

イスラームの天国の門はあまり狭くはないです。アッラーを信じていれば全員天国に入れるというのが基本です。

死者の埋葬は土葬と決まっています。

ヨーロッパで政教分離の観念が生まれたのは、王権とキリスト教(特にローマ教会)との葛藤、キリスト教内部でのカトリックとプロテスタントの宗派間対立を調停するためでした。

ムスリムはムハンマドに最高の敬意をいだいています。

ムスリム全体の運命を決めるジハードを命じることができるのはカリフだけです。

イスラーム世界にカリフは二人いてはいけないのです。

マッカの大神殿にもやはり何もありません。この、何もないというのがイスラームの特徴なんです。

イスラームにとって重要なことは、従うということです。

イラクとシリアの旧支配政党であるバアス党・・・・・

 

2020年8月 2日 (日)

クシティ・モーハン・セーン『ヒンドゥー教 インド三〇〇〇年の生き方・考え方』講談社現代新書

インドに入ってきたイスラム教の神秘主義であるスーフィズム・・・・・

『バガヴァッド・ギータ―』・・・・・ヒンドゥー教徒の守るべき行為の宗教的規範を説く基本的な聖典であり、・・・・・

・・・・・薄暗い寺院の片隅で、いったい、だれに祈るのか。目を開け、そして、あなたの前に神はいないことを悟れ。荒地を耕す農夫のそばに、石を砕く道路工夫のかたわらにこそ、神はまします(タゴール)。

事実、今日存在するカースト制度は、アートマン(我)と同一視されるブラフマン(梵=神)が万物のなかに遍在するという、ヒンドゥー教の根本教義と明らかに矛盾している。

われわれ人間は、すべて、欲望、怒り、恐怖、悲しみ、不安、飢え、労働などによって支配されているのに、なぜそのうえに、さらにカーストによる区別までも受けなければならないのか。

知識と瞑想を強調する「ウパニシャッド」

ブラフマンやアートマンを説く「ウパニシャッド」

「生きているかぎり楽をせよ。借金をしてでも楽をせよ。一度死んでしまえば、もうそれっきりなのだから」

仏教に対する「ウパニシャッド」の影響は明白であるが、しかしブッダは「ウパニシャッド」の思想を新たな方向に発展させたのである。

 

2020年1月30日 (木)

中田考『イスラーム 生と死と聖戦』集英社新書

ムスリムになるには、アッラーを信ずることだけで十分なのです。

一日に五回の礼拝は義務であるとか、お酒を呑むことや豚肉を食べることは禁じられている。これは全部シャリーアに根拠があり、・・・

アッラーは慈悲深いので、善のほうをたくさん勘定してくれるのです。

巡礼に行くことによって、これまでのすべての罪がなくなってしまうとされています。

死者の埋葬は土葬と決まっています。

現在のムスリムのジハードは、異教徒の攻撃に対するやむをえない自衛としての行為に限定されていたのです。

国境線も何もなかった大地を直線で区切ったのはイタリアとイギリスです。

ムスリム全体の運命を決めるジハードを命じることができるのはカリフだけです。

 

2019年9月 1日 (日)

佐藤優『サバイバル宗教論』文春新書

宗教の本質は、人間を救済することだ。

キリスト教というのは犯罪者の多い宗教ですよね。・・・・・新島襄も国事犯です。

銀行員になると、人の顔を見る度に、その人間から幾ら稼げるか、値札がかかって見えるようになる。

日本軍は、沖縄ではもともと、航空決戦を想定していました。

キリスト教の洗礼というのは、按手礼を受けている人、すなわち牧師にしかできない儀式なんです。

キリスト教というのは、・・・・・客観的に見て、実におかしく、かついいかげんな宗教だと思うんです。

国際情勢を見るとき、神学的な見方は非常に役に立つんです。

「なぜ神が人となったのか」という受肉論

魚木先生は、仏教の本質は救済宗教だと言います。

本来、一神教というのは寛容なんです。それは、無関心に基づく寛容です。

ローマ法というのは、単なる法律であるというよりも宗教なんです。

時間には出発点があって終わりがある。直線に流れているわけです。これはユダヤ・キリスト教の伝統です。

アルジャジーラはカタールの衛星放送で、・・・

弾道ミサイルは一度大気圏を出ますから、遠くに飛ばすことができます。

イスラーム教の場合は、結婚するときに必ず離婚の条件について契約しないといけません。

ヨーロッパの特徴をつくっているのは十九世紀のロマン主義です。

日本人の宗教観は基本的に魔術的です。

宗教にとって一番重要なのは葬式に携わることです。・・・葬式をする宗教というのは最も強いからです。

日本人が物事を真剣に考えていくと、最終的には必ず西田幾太郎、田辺元たちを始めとする京都学派の発想になってきます。

大東亜戦争は、確かに思想戦でした。

フロイトの心理学にしてもユングの分析心理にしても、もともとユダヤ教のカバラの思想が現代的に形を変えたものです。

キリスト教における最大の難問は、神様は正しいのなら、なぜこの世の中に悪があるのかという問題です。

・・・スピノザなどの汎神論の考え方です。この世界は神様によってつくられたもので、その神は人格的な神ではなく、この世の中のすべてを足したものが神だという考えです。

イギリスには成文憲法がありません。憲法は文字にできないという考えだからです。

宗教改革というのは、イコール復古維新なんです。

戦前において、「国家神道は宗教でない」というのが日本政府の立場でした。

共産主義は、この民族の力というものを何とかして抑え込んで、民族ではなく階級の力によって新しい社会、国家をつくっていこうというものでした。

イスラエルの国籍を取得できるのは、ユダヤ教徒、もしくはお母さんがユダヤ人の人と決まっています。

普天間問題の本質は、沖縄に対する差別の問題です。

カトリック教会の神父は結婚をしません。

中立国というのは、中立に違反する行為をすると占領される可能性があります。

高度福祉社会というのは、同時に大変な監視社会であるということです。

言文一致ということと、ナショナリズム、近代化、産業化はつながっています。マニュアルが読めないと工場で働けません。そこから教育ということが出てきます。

マルクスの『資本論』は、実は労働者を想定して書かれたものではありません。

マルクスの『資本論』の世界には税金の話が全く出てこないということです。それから国家の話も出てこないんです。

マルクスの『資本論』は、このリカードの考え方を借用しながら、税については触れていません。

人種は民族を超えます。

共産主義思想は性善説だからです。

律令制というのは、法律によって、天皇の官僚群をつくって国家を統治していくという発想です。

自由主義のポイントは愚行権にあります。

高度福祉社会というのは、同時に大変な監視社会であるということです。

自分の命を捨てることができるということは、他人の命を奪うことに対するハードルも著しく低くなるからです。

宗教というのは必ず物語の形で語られます。

超越性・・・・・要するに手続きを踏んでも実現できないもの。

ワッハーブ派・・・・・サウジアラビアの国教です。

アルカイダというのは、このワッハーブ派の中の武装グループです。

2019年8月18日 (日)

松本佐保『熱狂する「神の国」アメリカ 大統領とキリスト教』文春新書

プロテスタントはいくつもの宗派に分裂しているため、アメリカ国内の宗派としては、カトリックが最大規模であり、また最大の浮動票で、カトリックを制する者が大統領選で勝利するとまでいわれている。

カトリックはプロテスタントに比べると聖書をそれほど重視しない。

カトリックにはローマ教皇を頂点とする高度に組織化されたグローバルなネットワークがあるからだ。

プロテスタントの教えは万人が司祭になれるというもので、誰でも聖書を手に取り、読むことができる聖書中心主義である。

ユダヤ人はキリストを預言者とは認めたが、救い主とは認めていないという点がある。

 

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